SUBSTRING (SSIS 式)
適用対象: 
SQL Server Azure Data Factory の SSIS 統合ランタイム
指定された位置で始まり、かつ指定された長さを持つ文字式の一部を返します。 position パラメーターと length パラメーターは整数に評価される必要があります。
構文
SUBSTRING(character_expression, position, length)
引数
character_expression
文字の抽出元となる文字式です。
position
部分文字列が始まる位置を指定する整数です。
length
部分文字列の長さを文字数として指定する整数です。
戻り値の型
DT_WSTR
解説
SUBSTRING は 1 から始まるインデックスを使用します。 position が 1 の場合、部分文字列は character_expressionの最初の文字から始まります。
SUBSTRING は DT_WSTR データ型でのみ機能します。 character_expression 引数が DT_STR データ型の文字列リテラルまたはデータ列である場合は、SUBSTRING による演算の実行前に、暗黙的に DT_WSTR データ型にキャストされます。 その他のデータ型は、明示的に DT_WSTR データ型にキャストされる必要があります。 詳しくは、「Integration Services のデータ型」および「Cast (SSIS 式)」をご覧ください。
引数が NULL の場合、SUBSTRING は NULL を返します。
式のすべての引数で、変数および列を使用できます。
length 引数が文字列の長さを超える場合、 この関数は残りの文字列を返します。
式の例
この例では、文字列リテラルの 4 文字目から始まる 2 文字が返されます。 返される結果は "ph" です。
SUBSTRING("elephant",4,2)
この例では、4 文字目から始まる文字列リテラルの残りの部分が返されます。 返される結果は "phant" です。 length 引数が文字列の長さを超えても、エラーにはなりません。
SUBSTRING ("elephant",4,50)
この例では、 MiddleName 列の最初の文字が返されます。
SUBSTRING(MiddleName,1,1)
この例では、 position 引数と length 引数に変数を使用します。 Start が 1 で Length が 5 の場合、関数は Name 列の最初の 5 文字を返します。
SUBSTRING(Name,@Start,@Length)
この例では、 PostalCode 変数の 6 文字目から始まる、最後の 4 文字が返されます。
SUBSTRING (@PostalCode,6,4)
この例では、文字列リテラルから長さ 0 の文字列が返されます。
SUBSTRING ("Redmond",4,0)