フォルダーとファイルのアクセス許可 (マスター データ サービス)

適用対象: SQL Server - Windows のみ Azure SQL Managed Instance

マスター データ サービスのインストール時に、ファイル システムで指定のインストール パスにフォルダーとファイルが SQL Server 共有機能用にインストールされます。 SQL Server共有機能に既定のインストールパスを使用する場合、マスター データ サービス のインストール パスは drive:\Program Files \Microsoft SQL Server\130\マスター データ サービスです。 共有機能のインストールパスは変更できますが、親フォルダーから継承される権限とマスター データ サービス に対して明示的に設定されている権限に注意する必要があります。

継承された権限

Microsoft SQL Server フォルダー、マスター データ サービス フォルダー、および大半のサブフォルダーとファイルは、SQL Server のセットアップで指定した親フォルダーから権限を継承します。 既定のインストール場所を使用している場合、権限の継承元の親フォルダーは drive:\Program Files です。 次の表では、 Program Filesに対する既定の権限について説明します。

Note

Program Files に対する既定の権限を変更するか、または別のインストール場所を選択すると、マスター データ サービス のフォルダーとファイルは対応する親フォルダーから権限を継承します。そのため、次の表で説明する権限と異なる場合があります。

Program Files の既定の権限
グループ名またはアカウント名 アクセス許可
CREATOR OWNER 特別な権限
SYSTEM 特別な権限
管理者 特別な権限
Users 読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り
TrustedInstaller フォルダー内容の一覧表示、特別な権限

明示的権限

MDSTempDir フォルダーとマスター データ サービス Web.config ファイル (WebApplication フォルダーにあります) は、権限を継承しません。 これらには、選択したインストールパスに関係なく、マスター データ サービス をインストールするときに明示的に設定された権限があります。 これらの権限を変更しないでください。

MDSTempDir 権限
グループ名またはアカウント名 アクセス許可
SYSTEM 変更、読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り、書き込み
管理者 変更、読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り、書き込み
MDS_ServiceAccounts 変更、読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り、書き込み
Web.config 権限
グループ名またはアカウント名 アクセス許可
SYSTEM フル コントロール、変更、読み取りと実行、読み取り、書き込み
管理者 フル コントロール、変更、読み取りと実行、読み取り、書き込み
MDS_ServiceAccounts 読み取りと実行、読み取り

マスター データ サービス Web.config ファイルのコンテンツの詳細については、「Web 設定リファレンス (マスター データ サービス)」を参照してください。

参照

マスター データ サービスのインストール