データの検証 (Excel 用 MDS アドイン)

Applies to: SQL Server - Windows only Azure SQL Managed Instance

Excel 用マスターデータサービスアドインでは、データをパブリッシュするときに、以下の 2 種類の検証が実行されます。

どちらの場合も、有効なデータが MDS リポジトリにパブリッシュされます。無効なデータは強調表示され、エラーの詳細は状態列で確認できます。

検証が実行されるタイミング

Excel 用マスターデータサービスアドインでは、新しいデータまたは変更されたデータをパブリッシュするとき、またはビジネスルールを手動で適用するときに、検証が実行されます。

ビジネスルールの検証に失敗しても、データは MDS リポジトリにパブリッシュされます。入力の検証が失敗した場合は、データはリポジトリにパブリッシュされません。

Excel 用マスターデータサービスアドインでは、次の検証状態が可能です。

その他の状態については、「検証状態 (マスターデータサービス)」を参照してください。

状態	説明
Validation Failed	行内の 1 つ以上の値で、MDS 管理者によって定義されたビジネスルールに対する検証が失敗しました。
検証に成功しました	行内のすべての値は、ビジネスルールに対する検証にパスしました。

Excel 用マスターデータサービスアドインでは、次の入力状態が可能です。

状態	説明
エラー	行内の 1 つまたは複数の値が、長さやデータ型などのシステム要件を満たしていません。 MDS リポジトリ内の値は更新されません。
新しい行	行内の値は、まだ MDS リポジトリにパブリッシュされていません。
[読み取り専用]	ログインしているユーザーは、行内の 1 つ以上の値に対して読み取り専用の権限を持っていて、値は更新されません。
Unchanged	行の値は、ワークシート内で変更されていません。これは、リポジトリ内の値が変更されていないという意味ではありません。シート内の最新のデータを取得するには、 [接続と読み込み] グループで、 [読み込みまたは更新]をクリックします。これは、各行の既定の設定です。

タスクの説明	トピック
定義されているビジネスルールで失敗する値を決定します。	ビジネスルールの適用 (Excel 用 MDS アドイン)
検証エラーを修正するために、メンバーに対して実行されたすべてのトランザクションを確認します。	メンバーに対するすべての注釈またはトランザクションの表示 (Excel 用 MDS アドイン)