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概要: テーブルからデータをインポートする (マスター データ サービス)

適用対象: SQL Server - Windows のみ Azure SQL Managed Instance

マスター データ サービスでデータのモデルを作成すると、データの追加と変更ができるようになります。 マスター データ サービスのステージング テーブル、ストアド プロシージャ、マスター データ マネージャーを使用します。

データを追加および変更する方法の手順については、「テーブルからデータをインポート (マスター データ サービス)」を参照してください。

注意

Excel から MDS リポジトリ (マスター データ サービス データベース) にデータを追加するのに、SQL Server の Excel 用マスター データ サービス アドインも使用できます。 詳細については、「概要: Excel からデータをインポート (Excel 用 MDS アドイン)」を参照してください。

データを追加、変更する場合は、次の操作を行うことができます。

  • メンバーの読み込みと更新、属性値の更新

  • メンバーの非アクティブ化と削除

  • 明示的階層メンバーの移動

データの追加と更新には、次の主要なタスクが含まれます。

  1. マスター データ サービス データベースのステージング テーブルにデータを読み込みます。

  2. ステージング テーブルから適切なマスター データ サービス テーブルにデータを読み込みます。

    ステージング ストアド プロシージャやマスター データ マネージャーを使用してデータを読み込みます。

注意

SQL Server 2016 (13.x) では、SQL Server 2008 R2 (10.50.x) ステージング プロセスのサポートはもう行われていません。

メンバーの非アクティブ化と削除 (MDS)

非アクティブにしたメンバーは、再びアクティブにできます。 メンバーを再びアクティブにすると、階層およびコレクションにおける属性とメンバーシップが復元されます。 以前のトランザクションはすべてそのままです。 マスター データ マネージャーの [バージョン管理] 機能領域の管理者は、非アクティブになっているトランザクションを表示できます。

削除したメンバーは、システムから完全に削除されます。 そのメンバーのすべてのトランザクション、すべてのリレーションシップ、およびすべての属性が完全に削除されます。

注意

ステージングを使用してメンバーを再アクティブ化することはできません。 マスター データ マネージャーで手動で行う必要があります。 詳細については、「メンバーまたはコレクションの再アクティブ化 (マスター データ サービス)」を参照してください。

ステージングを使用してコレクションを削除または非アクティブ化することはできません。 手動でのコレクションの非アクティブ化の詳細については、「メンバーまたはコレクションの削除 (マスター データ サービス)」を参照してください。

明示的階層メンバーの移動 (MDS)

明示的階層に含まれるメンバーの位置を一括で移動するときは、次を指定できます。

  • 統合メンバーの親として統合メンバー。

  • リーフ メンバーの親として統合メンバー。

  • リーフ メンバーまたは統合メンバーの兄弟としてリーフ メンバー。

  • リーフ メンバーまたは統合メンバーの兄弟として統合メンバー。

ステージング テーブルとストアド プロシージャ (MDS)

マスター データ サービス データベースには、データを生成できる次の種類のステージング テーブルがあります。

モデル内の各エンティティには、ステージング テーブルがあります。 テーブル名は、対応するエンティティと、リーフ メンバーなどのエンティティ型を示します。 次の画像は、通貨、顧客、製品のエンティティのステージング テーブルを示しています。

Staging Tables in MDS database

テーブルの名前はエンティティの作成時に指定され、変更できません。 ステージング テーブルの名前に _1 またはその他の数値が含まれる場合は、エンティティの作成時にその名前のテーブルが既に存在していたことを示します。

マスター データ サービスには、次の種類のステージング ストアド プロシージャがあります。

  • stg.udp_<name>_Leaf

  • stg.udp_<name>_Consolidated

  • stg.udp_<name>_Relationship

モデル内の各エンティティには、リーフ メンバー、統合メンバー、リレーションシップ ステージング テーブルに対応する 3 つのストアド プロシージャがあります。 次の画像は、通貨、顧客、製品のエンティティのステージング ストアド テーブルを示しています。

Staging stored procedures in the MDS database

ストアド プロシージャの詳細については、「ステージング ストアド プロシージャ (マスター データ サービス)」を参照してください。

トランザクションのログ記録 (MDS)

データまたはリレーションシップのインポート時または更新時に発生するトランザクションは、すべてログに記録することができます。 ストアド プロシージャのオプションによって、このログ記録が可能になります。 ステージング プロセスをマスター データ マネージャーを使用して開始する場合、ログ記録は行われません。

マスター データ サービス構成マネージャーでは、[ステージング トランザクションをログに記録] の設定がステージング データのこのメソッドに適用されません。