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LastPeriods (MDX)

指定したメンバーまで、および指定したメンバーを含むメンバーのセットを返します。

構文

  
LastPeriods(Index [ ,Member_Expression ] )  

引数

Index
期間の数を指定する有効な数値式です。

Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

指定した期間数が正の場合、 LastPeriods 関数は、指定したメンバー式から Index - 1 に遅れ、指定したメンバーで終わるメンバーのセットを返します。 関数によって返されるメンバーの数は Index と等しくなります。

指定した期間数が負の数の場合、 LastPeriods 関数は、指定したメンバーで始まり、指定されたメンバーからリードするメンバー (- Index - 1) で終わるメンバーのセットを返します。 関数によって返されるメンバーの数は、 Index の絶対値と等しくなります。

指定した期間数が 0 の場合、 LastPeriods 関数は空のセットを返します。 これは、0 が指定されている場合に指定されたメンバーを返す Lag 関数とは異なります。

メンバーが指定されていない場合、 LastPeriods 関数は Time.CurrentMember を使用します。 ディメンションが Time ディメンションとしてマークされていない場合、関数はエラーなしで解析および実行されますが、クライアント アプリケーションではセル エラーが発生します。

次の使用例は、2002 年度の第 2 四半期と第 4 四半期の既定のメジャー値を返します。

SELECT LastPeriods(3,[Date].[Fiscal].[Fiscal Quarter].[Q4 FY 2002]) ON 0  
FROM [Adventure Works]  

Note

この例は、 : (コロン) 演算子を使用して記述することもできます。

[Date].[Fiscal].[Fiscal Quarter].[Q4 FY 2002]: [Date].[Fiscal].[Fiscal Quarter].[Q2 FY 2002]

次の使用例は、2002 年度の第 1 四半期の既定のメジャー値を返します。 指定された期間の数は 3 ですが、この会計年度より前の期間が存在しないため、返すことができる期間は 1 つだけです。

SELECT LastPeriods  
   (3,[Date].[Fiscal].[Fiscal Quarter].[Q1 FY 2002]  
   ) ON 0  
FROM [Adventure Works]  

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)