RollupChildren (MDX)

  • [アーティクル]

指定した単項演算子を使用して、指定したメンバーの子の値をロールアップすることによって生成された値を返します。

構文

  
RollupChildren(Member_Expression, Unary_Operator)

引数

Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

Unary_Operator
単項演算子を指定する有効な文字列式です。

解説

RollupChildren 関数は、指定した単項演算子を使用して、指定したメンバーの子の値をロールアップします。

次の表では、この関数の有効な単項演算子について説明します。

演算子 結果
+ 合計 = 合計 + 現在の子
- 合計 = 合計 - 現在の子
* 合計 = 合計 * 現在の子
/ 合計 = 合計 / 現在の子
% total = (合計/現在の子) * 100
~ 子はロールアップでは使用されません。 その値は無視されます。

メンバー プロパティの 演算子が一覧に表示されない場合は、エラーが発生します。 評価の順序は、演算子の優先順位ではなく、兄弟の順序によって決まります。

例

次の例は、単項演算子の代替値が格納されている "Alternate Rollup Operator" というメンバー プロパティを使用して、Account ディメンションの Net Profit 階層の子メンバーを別の方法でロール アップします。 このメンバー プロパティは Adventure Works キューブには存在しませんが、作成できます。 RollupChildren 関数のこの使用は、what-if 分析の予算作成アプリケーションで使用できます。

RollupChildren  
   ( [Account].[Net Profit]  
   , [Account].CurrentMember.Properties ('Alternate Rollup Operator') )

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)