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StrToValue (MDX)

多次元式 (MDX) 形式の文字列で指定された数値を返します。

構文

  
StrToValue(MDX_Expression [,CONSTRAINED] )   

引数

MDX_Expression
直接的または間接的に 1 つのセルに解決される有効な文字列式です。

解説

StrToValue 関数は、MDX 式で指定された数値を返します。 StrToValue 関数は、通常、ユーザー定義関数と共に使用され、外部関数から MDX 式を 1 つのセルに解決できる MDX ステートメントに戻すために使用されます。

  • CONSTRAINED フラグを使用する場合、MDX 式にはスカラー値のみを含める必要があります。 CONSTRAINED フラグは、指定された文字列によるインジェクション攻撃の危険性を軽減するために使用します。 直接スカラー値に解決できない MDX 式を指定すると、"STRTOVALUE 関数の CONSTRAINED フラグによって設定された制限に違反しました。" というエラー メッセージが表示されます。

  • CONSTRAINED フラグを使用しない場合は、1 つのセルを返す有効な多次元式 (MDX) 式に解決される範囲で複雑な MDX 式を指定できます。

Note

MDX 式の結果を数値として返すと、値がテキストとして格納され、返された値に対して算術演算を実行する場合に便利です。

次の例では、 StrToValue 関数を使用して、各自転車の重みを値として返します。

WITH MEMBER Measures.x AS   
StrToValue   
   ([Product].[Product].CurrentMember.Properties ('Weight')  
   ,CONSTRAINED  
   )  
SELECT Measures.x ON 0  
,[Product].[Product].[Product].Members ON 1  
FROM [Adventure Works]  
WHERE [Product].[Product Categories].[Bikes]  

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)