Union (MDX)
2 つのセットの和集合によって生成されるセットを返します。必要に応じて、重複するメンバーを保持します。
構文
Standard syntax
Union(Set_Expression1, Set_Expression2 [,...n][, ALL])
Alternate syntax 1
Set_Expression1 + Set_Expression2 [+...n]
Alternate syntax 2
{Set_Expression1 , Set_Expression2 [,...n]}
引数
式 1 の設定
セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式。
式 2 の設定
セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式。
解説
この関数は、指定された 2 つ以上のセットの和集合を返します。 標準構文と代替構文 1 では、重複は既定で削除されます。 標準構文では、 ALL フラグを使用すると、結合されたセット内で重複が保持されます。 重複はセットの末尾から削除されます。 代替構文 2 では、重複部分が常に保持されます。
例
次の例は、各構文を使用した Union 関数の動作を示しています。
標準構文、重複部分の除去
SELECT Union
([Date].[Calendar Year].children
, {[Date].[Calendar Year].[CY 2002]}
, {[Date].[Calendar Year].[CY 2003]}
) ON 0
FROM [Adventure Works]
標準構文、重複部分の保持
SELECT Union
([Date].[Calendar Year].children
, {[Date].[Calendar Year].[CY 2002]}
, {[Date].[Calendar Year].[CY 2003]}
, ALL
) ON 0
FROM [Adventure Works]
代替構文 1、重複部分の除去
SELECT
[Date].[Calendar Year].children
+ {[Date].[Calendar Year].[CY 2002]}
+ {[Date].[Calendar Year].[CY 2003]} ON 0
FROM [Adventure Works]
代替構文 2、重複は保持されます
SELECT
{[Date].[Calendar Year].children
, [Date].[Calendar Year].[CY 2002]
, [Date].[Calendar Year].[CY 2003]} ON 0
FROM [Adventure Works]