データを挿入するための SQLSetPos の呼び出し
ODBC 3.x ドライバーを操作する ODBC 2.x アプリケーションが、SQL_ADD の Operation 引数を使用して SQLSetPos を呼び出す場合、ドライバー マネージャーはこの呼び出しを SQLBulkOperations にマップしません。 ODBC 3.x ドライバーが SQLSetPos を呼び出すアプリケーションでSQL_ADDを使用する場合、ドライバーはその操作をサポートする必要があります。
SQLSetPos が SQL_ADD で呼び出された場合の動作の大きな違いの 1 つは、状態 S6 で呼び出されたときに発生します。 ODBC 2.x では、状態 S6 のSQL_ADDで SQLSetPos が呼び出されたときに 、ドライバーから S1010 が返されました (カーソルが SQLFetch で配置された後)。 ODBC 3.x では、SQL_ADDの操作を含む SQLBulkOperations を状態 S6 で呼び出すことができます。 動作の 2 つ目の大きな違いは、operation of SQL_ADD の SQLBulkOperations を状態 S5 で呼び出すことができるのに対し、Operation が SQL_ADD の SQLSetPos は呼び出すことができない点です。 ODBC 3.x の同じ呼び出しで発生する可能性があるステートメント遷移については、「 付録 B: ODBC 状態遷移テーブル」を参照してください。