ODBC カーソル ライブラリの使用
重要
この機能は、Windows の将来のバージョンで削除される予定です。 新しい開発作業ではこの機能を使用しないでください。また、現在この機能を使用しているアプリケーションの変更を計画してください。 Microsoft では、ドライバーのカーソル機能を使用することをお勧めします。
ODBC カーソル ライブラリを使用するには、次のアプリケーションを使用します。
属性が SQL_ATTR_ODBC_CURSORS の SQLSetConnectAttr を呼び出して、特定の接続でカーソル ライブラリを使用する方法を指定します。 カーソル ライブラリは常に使用できます (SQL_CUR_USE_ODBC)。ドライバーがスクロール可能なカーソル (SQL_CUR_USE_IF_NEEDED) をサポートしていない場合、または一度も使用しない (SQL_CUR_USE_DRIVER) 場合にのみ使用されます。
SQLConnect、SQLDriverConnect、または SQLBrowseConnect を呼び出して、データ ソースに接続します。
SQLSetStmtAttr を呼び出して、カーソルの種類 (SQL_ATTR_CURSOR_TYPE)、コンカレンシー (SQL_ATTR_CONCURRENCY)、行セット サイズ (SQL_ATTR_ROW_ARRAY_SIZE) を指定します。 カーソル ライブラリでは、前方スクロール カーソルと静的カーソルがサポートされています。 前方専用カーソルは読み取り専用である必要があります。一方、静的カーソルは読み取り専用にすることも、値を比較するオプティミスティック コンカレンシー制御を使用することもできます。
1 つ以上の行セット バッファーを割り当て、 SQLBindCol を 1 回以上呼び出して、これらのバッファーを結果セット列にバインドします。
SELECT ステートメントまたはプロシージャを実行するか、カタログ関数を呼び出して結果セットを生成します。 配置された更新ステートメントを実行する場合は、 SELECT FOR UPDATE ステートメントを実行して結果セットを生成する必要があります。
SQLFetch または SQLFetchScroll を 1 回以上呼び出して、結果セットをスクロールします。
アプリケーションは、行セット バッファー内のデータ値を変更できます。 カーソル ライブラリのキャッシュのデータを含む行セット バッファーを更新するために、アプリケーションは SQLFetchScroll を呼び出し、 FetchOrientation 引数を SQL_FETCH_RELATIVE に設定し、 FetchOffset 引数を 0 に設定します。
バインドされていない列からデータを取得するために、アプリケーションは SQLSetPos を呼び出して目的の行にカーソルを置きます。 次に 、SQLGetData を呼び出してデータを取得します。
データ ソースから取得された行の数を確認するために、アプリケーションは SQLRowCount を呼び出します。