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コールレベル インターフェイス

SQL ステートメントを DBMS に送信する最後の手法は、呼び出しレベル インターフェイス (CLI) を使用することです。 呼び出しレベルのインターフェイスは、アプリケーション プログラムによって呼び出すことができる DBMS 関数のライブラリを提供します。 したがって、SQL を別のプログラミング言語とブレンドする代わりに、呼び出しレベルのインターフェイスは、ほとんどのプログラマが C の文字列、I/O、数学ライブラリなどの使用に慣れているルーチン ライブラリに似ています。埋め込み SQL をサポートする DBMS には、プリコンパイラーが生成する呼び出しレベルのインターフェイスが既に用意されていることに注意してください。 ただし、これらの呼び出しは文書化されておらず、予告なしに変更される場合があります。

呼び出しレベルのインターフェイスは、アプリケーション プログラム (クライアント) が 1 台のコンピューターに存在し、DBMS (サーバー) が別のコンピューターに存在するクライアント/サーバー アーキテクチャでよく使用されます。 アプリケーションはローカル システムで CLI 関数を呼び出し、それらの呼び出しは処理のためにネットワーク経由で DBMS に送信されます。

呼び出しレベルのインターフェイスは動的 SQL に似ていますが、SQL ステートメントは実行時に処理するために DBMS に渡されますが、埋め込み SQL ステートメントがなくプリコンパイルツールが不要であるという点で、埋め込み SQL 全体とは異なります。

通常、呼び出しレベルのインターフェイスの使用には、次の手順が含まれます:

  1. アプリケーションは CLI 関数を呼び出して DBMS に接続します。

  2. アプリケーションは SQL ステートメントをビルドし、バッファーに配置します。 その後、1 つ以上の CLI 関数を呼び出して、ステートメントを DBMS に送信して、準備と実行します。

  3. ステートメントが SELECT ステートメントの場合、アプリケーションは CLI 関数を呼び出して結果をアプリケーション バッファーに返します。 通常、この関数は一度に 1 行または 1 列のデータを返します。

  4. アプリケーションは CLI 関数を呼び出して DBMS から切断します。