簡潔な関数の使用
一部の ODBC 関数では、記述子に暗黙的にアクセスできます。 アプリケーション ライターは、SQLSetDescField または SQLGetDescField を呼び出すよりも便利です。 これらの関数は、記述子フィールドの設定や取得など、多くの機能を実行するため、簡潔な関数と呼ばれます。 一部の簡潔な関数を使用すると、1 つの関数呼び出しで、アプリケーションで関連するいくつかの記述子フィールドを設定または取得できます。
簡潔な関数は、引数として使用する記述子ハンドルを最初に取得せずに呼び出すことができます。 これらの関数は、呼び出されるステートメント ハンドルに関連付けられている記述子フィールドを操作します。
簡潔な関数 SQLBindCol および SQLBindParameter は、引数に対応する記述子フィールドを設定して、列またはパラメーターをバインドします。 これらの各関数は、単に記述子を設定するよりも多くのタスクを実行します。 SQLBindCol と SQLBindParameter は、データ列または動的パラメーターのバインドの完全な仕様を提供します。 ただし、アプリケーションでは、SQLSetDescField または SQLSetDescRec を呼び出してバインドの個々の詳細を変更し、これらの関数に対して一連の適切な呼び出しを行うことで、列またはパラメーターを完全にバインドできます。
簡潔な関数 SQLColAttribute、SQLDescribeCol、SQLDescribeParam、SQLNumParams、および SQLNumResultCols は、記述子フィールドの値を取得します。
SQLSetDescRec と SQLGetDescRec は、1 回の呼び出しで、列またはパラメーター データのデータ型とストレージに影響を与える複数の記述子フィールドを設定または取得する簡潔な関数です。 SQLSetDescRec は、列またはパラメーター データのバインドを 1 つの手順で変更する効果的な方法です。
SQLSetStmtAttr と SQLGetStmtAttr は、場合によっては簡潔な関数として機能します。 (記述子フィールド を参照してください。)