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[ファイル データ ソース]

ファイル データ ソース はファイルに格納され、接続情報を 1 人のユーザーが繰り返し使用したり、複数のユーザー間で共有したりできます。 ファイル データ ソースを使用すると、ドライバー マネージャーは、.dsn ファイル内の情報を使用してデータ ソースへの接続を行います。 このファイルは、他のファイルと同様に操作できます。 ファイル データ ソースには、マシン データ ソースと同様にデータ ソース名がありません。また、1 人のユーザーまたはコンピューターには登録されません。

.dsn ファイルには、SQLDriverConnect 関数の呼び出し用に構築する必要がある接続文字列が含まれているため、ファイル データ ソースによって接続プロセスが効率化されます。 .dsn ファイルのもう 1 つの利点は、任意のコンピューターにコピーできるため、適切なドライバーがインストールされている限り、多くのコンピューターで同じデータ ソースを使用できることです。 ファイル データ ソースは、アプリケーションで共有することもできます。 共有可能なファイル データ ソースは、ネットワーク上に配置し、複数のアプリケーションで同時に使用できます。

.dsn ファイルは、共有不可にすることもできます。 共有不可の .dsn ファイルは、1 台のコンピューター上にあり、コンピューター のデータ ソースを指します。 共有不可のファイル データ ソースは、主に、コンピューターのデータ ソースからファイル データ ソースへの簡単な変換を可能にするため、アプリケーションがファイル データ ソースでのみ動作するように設計されています。 ドライバー マネージャーは、共有不可のファイル データ ソース内の情報を送信すると、必要に応じて、.dsn ファイルが指すマシン データ ソースに接続します。

ファイル データ ソースの詳細については、「ファイル データ ソースを使用した接続」または「SQLDriverConnect 関数の説明」を参照してください。