ODBC のサブキー
ODBC サブキーの下の値は、ODBC トレース オプションを指定します。 これらのオプションは、SQLManageDataSources によって表示される [ODBC データ ソースアドミニストレーター] ダイアログ ボックスの [トレース] タブで設定します。 ODBC サブキー自体は省略可能です。 これらの値の形式を次の表に示します。
名前 | データの種類 | データ |
---|---|---|
トレース | REG_SZ | 0 | 1 |
TraceFile | REG_SZ | tracefile-path |
これらの値には、次の表に示すような意味があります。
Value | 意味 |
---|---|
トレース | アプリケーションが SQL_HANDLE_ENV オプションを指定して SQLAllocHandle を呼び出すときに、Trace 値が 1 に設定されている場合、呼び出し元のアプリケーションに対してトレースが有効になります。 アプリケーションが SQL_HANDLE_ENV オプションを指定して SQLAllocHandle を呼び出すときに、Trace キーワードが 0 に設定されている場合、呼び出し元のアプリケーションに対してトレースが無効になります。 これが既定値です。 アプリケーションは、SQL_ATTR_TRACE 接続属性を使用してトレースを有効または無効にすることができます。 ただし、そうしても、この値のデータは変更されません。 |
TraceFile | トレースが有効な場合、ドライバー マネージャーは TraceFile 値で指定されたトレース ファイルに書き込みます。 トレース ファイルが指定されていない場合、ドライバー マネージャーは現在のドライブ上の Sql.log ファイルに書き込みます。 これが既定値です。 トレースは、1 つのアプリケーションに対してのみ使用するか、各アプリケーションで異なるトレース ファイルを指定する必要があります。 そうしないと、2 つ以上のアプリケーションが同じトレース ファイルを同時に開こうとして、エラーが発生します。 アプリケーションは、SQL_ATTR_TRACEFILE 接続属性を使用して新しいトレース ファイルを指定できます。 ただし、そうしても、この値のデータは変更されません。 |
たとえば、トレースが有効で、トレース ファイルが C:\Odbc.log であるとします。 ODBC サブキーの下の値は次のようになります。
Trace : REG_SZ : 1
TraceFile : REG_SZ : C:\ODBC.LOG