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データベースに対するデータ ファイルまたはログ ファイルの追加

適用対象: SQL Server

このトピックは、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server でデータまたはログ ファイルをデータベースに追加する方法について説明します。

このトピックの内容

はじめに

制限事項と制約事項

  • BACKUP ステートメントの実行中にファイルを追加したり削除したりすることはできません。

  • 各データベースに、最大 32,767 のファイルと 32,767 のファイル グループを指定できます。

セキュリティ

アクセス許可

データベースに対する ALTER 権限が必要です。

SQL Server Management Studio を使用する

データ ファイルまたはログ ファイルをデータベースに追加するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続し、そのインスタンスを展開します。

  2. [データベース]を展開し、ファイルを追加するデータベースを右クリックして、 [プロパティ]をクリックします。

  3. [データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスで、 [ファイル] ページをクリックします。

  4. データ ファイルまたはトランザクション ログ ファイルを追加するには、 [追加]をクリックします。

  5. [データベース ファイル] グリッドに、ファイルの論理名を入力します。 このファイル名は、データベース内で一意になる必要があります。

  6. ファイルの種類 (データまたはログ) を選択します。

  7. データ ファイルの場合、ファイルを含めるファイル グループを一覧から選択するか、[<新しいファイル グループ>]> をクリックして新しいファイル グループを作成します。 トランザクション ログはファイル グループに追加できません。

  8. ファイルの初期サイズを指定します。 データベースに格納するデータの予想最大量に基づいて、データ ファイルのサイズを可能な限り大きく設定しておきます。

  9. ファイルの拡張方法を指定するには、[自動拡張]列で参照ボタン ( [...] ) をクリックします。 以下のオプションからエラーの原因を選択します。

    1. データ領域の追加が必要になったときに、現在選択されているファイルを拡張できるようにするには、 [自動拡張を有効にする] チェック ボックスをオンにして、次のオプションから選択します。

    2. ファイルを一定の増加値で拡張することを指定するには、 [MB 単位] をクリックして、値を指定します。

    3. 現在のファイル サイズとの比率でファイルを拡張することを指定するには、 [比率] をクリックして、値を指定します。

  10. 最大ファイル サイズの制限を指定するには、次のオプションから選択します。

    1. ファイルを拡張できる最大サイズを指定するには、 [ファイル拡張の制限 (MB)] をクリックして、値を指定します。

    2. 必要なだけファイルを拡張できるようにするには、 [ファイルを無制限に拡張]をクリックします。

    3. ファイルの拡張を禁止するには、 [自動拡張を有効にする] チェック ボックスをオフにします。 このように設定しておくと、ファイルのサイズが、 [初期サイズ (MB)] 列に指定した値より大きくなることはありません。

    Note

    データベースの最大サイズは、使用できるディスクの空き領域、および使用中の SQL Server のバージョンによって決まるライセンス制限で決定されます。

  11. ファイルの場所のパスを指定します。 指定したパスは、ファイルを追加する前に存在していなければなりません。

    Note

    データ ファイルとトランザクション ログ ファイルは、既定では単一ディスクのシステムに適合するように、同じドライブおよびパスに配置されますが、実稼働環境ではこれが最適ではない場合があります。 詳細については、「 Database Files and Filegroups」を参照してください。

  12. OK をクリックします。

Transact-SQL の使用

データ ファイルまたはログ ファイルをデータベースに追加するには

  1. データベース エンジンに接続します。

  2. [標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。

  3. 次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] をクリックします。 この例では、2 つのファイルから成るファイル グループをデータベースに追加します。 Test1FG1 データベースに AdventureWorks2022 ファイル グループを作成し、そのファイル グループに 5 MB のファイルを 2 つ追加します。

USE master
GO
ALTER DATABASE AdventureWorks2022
ADD FILEGROUP Test1FG1;
GO
ALTER DATABASE AdventureWorks2022 
ADD FILE 
(
    NAME = test1dat3,
    FILENAME = 'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_50.MSSQLSERVER\MSSQL\DATA\t1dat3.ndf',
    SIZE = 5MB,
    MAXSIZE = 100MB,
    FILEGROWTH = 5MB
),
(
    NAME = test1dat4,
    FILENAME = 'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_50.MSSQLSERVER\MSSQL\DATA\t1dat4.ndf',
    SIZE = 5MB,
    MAXSIZE = 100MB,
    FILEGROWTH = 5MB
)
TO FILEGROUP Test1FG1;
GO

詳細については、「ALTER DATABASE の File および Filegroup オプション (Transact-SQL)」を参照してください。

参照

データベース ファイルとファイル グループ
データまたはログ ファイルのデータベースからの削除
データベースのサイズを大きくする