データベースの互換性レベルの表示または変更
適用対象:SQL Server
Azure SQL Database
Azure SQL Managed Instance
この記事では、SQL Server、Azure SQL Database、または Azure SQL Managed Instance で、SQL Server Management Studioまたは Transact-SQL を使用して、データベースの互換性レベルを表示または変更する方法について説明します。
重要
データベースの互換性レベルを変更する前に、この変更がアプリケーションに及ぼす影響について理解しておく必要があります。 詳細については、「ALTER DATABASE 互換性レベル (Transact-SQL)」を参照してください。
アクセス許可
データベースに対する ALTER 権限が必要です。
SQL Server Management Studio の使用 [SQL Server]
SQL Server Management Studio (SSMS) を使用してデータベースの互換性レベルを表示または変更するには
データベースをホストしている適切なサーバーまたはインスタンスに接続します。
オブジェクト エクスプローラーでサーバー名を選択します。
[データベース]を展開します。さらに、そのデータベースに応じて、ユーザー データベースを選択するか、または [システム データベース] を展開してシステム データベースを選択します。
注意
Azure SQL Database では、システム データベースの互換性レベルを変更することはできません。
データベースを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
[データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ページの選択] ペインで [オプション] を選択します。
[互換性レベル] ボックスの一覧に現在の互換性レベルが表示されます。
互換性レベルを変更するには、一覧から別のオプションを選択します。 各データベース エンジン バージョンに使用できるオプションは、「ALTER DATABASE 互換性レベル (Transact-SQL)」ページに記載されています。
Transact-SQL の使用
Transact-SQL を使い、SSMS または Azure Data Studio を使用して、データベースの互換性レベルを表示または変更することができます。
データベースの互換性レベルを表示する
データベースをホストしている適切なサーバーまたはインスタンスに接続します。
[新しいクエリ] を開きます。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。 この例では、
AdventureWorks2022
サンプル データベースの互換性レベルを返します。
USE AdventureWorks2022;
GO
SELECT compatibility_level
FROM sys.databases WHERE name = 'AdventureWorks2022';
GO
データベースの互換性レベルを変更する
データベースをホストしている適切なサーバーまたはインスタンスに接続します。
標準バーから、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。 次の例では、
AdventureWorks2022
データベースの互換性レベルを SQL Server 2022 (16.x) の互換性レベルである160
に変更します。
ALTER DATABASE AdventureWorks2022
SET COMPATIBILITY_LEVEL = 160;
GO