MSSQLSERVER_2515

適用対象:SQL Server

詳細

属性
製品名 SQL Server
イベント ID 2515
イベント ソース MSSQLSERVER
コンポーネント SQLEngine
シンボル名 DBCC_DIFF_MAP_OUT_OF_SYNC
メッセージ テキスト ページ P_ID、オブジェクト ID O_ID、インデックス ID I_ID、パーティション ID PN_ID、アロケーション ユニット ID A_ID (型 TYPE) は変更されていますが、差分バックアップ ビットマップでは変更が設定されていません。

説明

指定のページにあるログ シーケンス番号 (LSN) の値が、データベースの BackupManager 内の差分参照 LSN か、ファイルのファイル制御ブロック内の差分ベース LSN のうち、新しい方の値より大きくなっています。 ところが、差分バックアップ ビットマップでは、このページに変更が行われたことが記録されていません。

このチェックは、差分ビットマップにエラーがないとわかっている場合にのみ実行されるので、報告されるのは各データベースにつき 1 ページのみです。

ユーザーの操作

ハードウェア障害を調査する

ハードウェアの診断を実行し、問題があれば修正します。 また、Microsoft Windows のシステム ログとアプリケーション ログ、および SQL Server のエラー ログを調査し、ハードウェア障害の結果としてエラーが発生しているかどうかを確認します。 ログに記録されているハードウェアに関する問題があれば、それを修正します。

データ破損の問題が解決しない場合は、ハードウェア コンポーネントを他のものと交換し、問題の原因を特定するようにしてください。 システムで、ディスク コントローラーの書き込みキャッシュが有効になっていないことを確認します。 書き込みキャッシュが問題と思われる場合は、ハードウェア ベンダーにお問い合わせください。

それでも問題が解決しない場合は、新しいハードウェア システムの導入をご検討ください。 導入の際には、ディスク ドライブの再フォーマットとオペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。

バックアップから復元する

問題がハードウェアに関するものではなく、また既知のクリーン バックアップがある場合は、そのバックアップを使用してデータベースを復元します。

DBCC CHECKDB の実行

クリーン バックアップがない場合には、REPAIR 句を付けずに DBCC CHECKDB を実行して破損の程度を調べます。 DBCC CHECKDB によって使用が推奨される REPAIR 句が表示されたら、 適切な REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行し、破損を修復します。

注意事項

REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行した場合にデータにどのような影響があるか確信がない場合は、ステートメントを実行する前に購入元にお問い合わせください。

いずれかの REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行しても問題が解決しない場合は、購入元にお問い合わせください。

REPAIR オプションの実行結果

REPAIR を実行すると、差分ビットマップが無効になります。 データベースの完全バックアップを作成するまで、差分バックアップは実行できません。 データベースの完全バックアップにより、差分ビットマップを再構築するためのベースラインが提供されます。

参照

データベースの完全バックアップの作成 (SQL Server)
MSSQLSERVER_2516