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Windows 同期マネージャーを使用したサブスクリプションの同期

適用対象: SQL Server Azure SQL Managed Instance

Microsoft Windows 同期マネージャーは、SQL Server が同期マネージャーと同じコンピューターで実行されている場合、Microsoft SQL Server パブリケーションのサブスクリプションへの同期にのみ使用できます (オフライン ファイルや Web ページの同期にも使用できます)。 同期マネージャーを使用するには、以下の手順を実行します。

  1. [サブスクリプションのプロパティ - <Subscriber>: <SubscriptionDatabase>] ダイアログ ボックスで、Windows 同期マネージャーを使用したプル サブスクリプションの同期を有効にします。 このダイアログ ボックスへのアクセスの詳細については、「プル サブスクリプションのプロパティの表示または変更」を参照してください。

  2. Windows の [スタート] メニューから、同期マネージャーにアクセスします。

同期マネージャーでは、マージ サブスクリプションでインタラクティブ競合回避モジュールを使用できます。 一般に、同期の際に検出された競合は自動的に回避されますが、対話型の競合回避が有効になっていると、同期の際にユーザーが競合を回避することができます。 同期が Windows 同期マネージャーの外部で (スケジュールされた同期、または SQL Server Management Studio かレプリケーション モニターでの要求時同期として) 実行される場合、競合は、アーティクルに対して指定された競合回避モジュールに従って、ユーザーの介入なしに自動的に解決されます。

Note

Windows Server 2008 および Windows Vista 以降では、Windows 同期マネージャーの 64 ビット版は 32 ビット サブスクリプションを検出することはできません。

Windows 同期マネージャーを使用したプル サブスクリプションの同期を有効化するには

  1. [サブスクリプションのプロパティ - <Subscriber>: <SubscriptionDatabase>] ダイアログ ボックスの [全般] ページで、[Windows 同期マネージャーを使用] オプションの値として Enable を選択します。

  2. [OK] を選択します。

同期マネージャーを使用してプル サブスクリプションを同期するには

  1. 次の方法のいずれかを使用して、同期マネージャーを起動します。

    • Internet Explorer で、 [ツール]メニューの [同期]をクリックします。

    • [スタート]ボタンをクリックし、 [プログラム] または [すべてのプログラム]をポイントします。 [アクセサリ]をポイントし、 [同期]をクリックします。

    • [開始][実行] を順にクリックします。[実行] ダイアログ ボックスの [開く] フィールドに「mobsync.exe」と入力し、[OK] をクリックします。

  2. [同期する項目] ダイアログ ボックスで、同期するサブスクリプションを選択します。 サブスクリプションは、そのコンピューターにインストールされている SQL Server インスタンスの下に一覧表示されます。

  3. 同期化をクリックします。

同期マネージャーを使用してプル サブスクリプションを再初期化するには

  1. [同期する項目] ダイアログ ボックスでサブスクリプションを選択し、次に [プロパティ]をクリックします。

  2. [SQL Server サブスクリプション プロパティ] ダイアログ ボックスで、 [サブスクリプションの再初期化]をクリックします。

  3. [はい] をクリックします。

  4. [OK] を選択します。

    次回サブスクリプションを同期すると、既定では新しいスナップショットがサブスクリプション データベースに適用されます。 詳細については、「 サブスクリプションの再初期化」を参照してください。

Note

マージ レプリケーションでは、スナップショットを適用する前に、未処理の変更をパブリッシャーにアップロードすることができますが、このオプションは同期マネージャーでは利用できません。 変更をアップロードするには、サブスクリプションを再初期化する前に同期します。

同期マネージャーでプル サブスクリプションのプロパティを設定するには

  1. [同期する項目] ダイアログ ボックスでサブスクリプションを選択し、次に [プロパティ]をクリックします。

  2. 以下のタブのプロパティを参照および変更します。

    • [識別]

    • [サブスクライバー ログイン][ディストリビューター ログイン]、および [パブリッシャー ログイン] (マージ レプリケーションの場合のみ)

    • [Web サーバー情報] (SQL Server 2005 以降を実行しているサブスクライバー上のマージ サブスクリプションの場合)

    • その他

    すべての接続で Windows 認証を使用することをお勧めします。 ディストリビューション エージェントおよびマージ エージェントで必要な権限については、「 Replication Agent Security Model」を参照してください。

  3. [OK] を選択します。

同期マネージャーからプル サブスクリプションを削除するには

  1. [同期する項目] ダイアログ ボックスでサブスクリプションを選択し、次に [プロパティ]をクリックします。

  2. [SQL Server サブスクリプション プロパティ] ダイアログ ボックスで、 [サブスクリプションの削除]をクリックします。

  3. [サブスクリプションの削除] ダイアログ ボックスで、オプションを選択します。

  4. [OK] を選択します。

インタラクティブ競合回避モジュールを使用するには

  1. アーティクルおよびサブスクリプションで、対話型の競合回避を有効にします。 詳細については、「Specify Merge Replication properties」 (マージ レプリケーションのプロパティの指定) を参照してください。

  2. 対話型の競合回避が有効になっており、1 つ以上のアーティクルで競合があると、同期マネージャーでサブスクリプションの同期が開始された後、インタラクティブ競合回避モジュールが自動的に起動されます。 インタラクティブ競合回避モジュールは、一度に 1 つずつ、競合および (パブリケーションとサブスクリプションの作成時に指定した回避モジュールに基づく) 推奨の回避方法を表示します。

  3. 必要に応じて、インタラクティブ競合回避モジュールに表示された任意の列を編集し、以下のボタンのいずれかをクリックして競合を回避します。

    • [推奨設定を優先]

    • [パブリッシャーを優先]

    • [サブスクライバーを優先]

    • [残りの競合を自動的に解決] (それ以上入力を行わなくても、現在のすべての競合が回避されます)

    選択した行がパブリッシャーやサブスクライバーに適用され、以降の同期の際にトポロジ内の他のノードに反映されます。

Note

編集した内容は、回避を選択した行の一部でなければ適用されません。 たとえば、 [パブリッシャー]の下を編集し、 [サブスクライバーを優先]をクリックしても、編集内容は破棄されます。