ストアド プロシージャを使用した手動トレースの作成

適用対象:SQL Server

Microsoft SQL Server は、SQL Server データベースエンジンのインスタンス上にトレースを作成するための Transact-SQL システムストアドプロシージャを提供しています。 これらのシステム ストアド プロシージャは、SQL Server Profiler を使用する代わりに、アプリケーションから手動でトレースを作成するために使用できます。 これにより、企業のニーズに合わせたカスタム アプリケーションを作成できます。

このセクションの内容

次の表にSQL Server データベース エンジンのインスタンスをトレースするためのシステム ストアド プロシージャを示します。

ストアド プロシージャ 実行するタスク
sys.fn_trace_geteventinfo (Transact-SQL) トレースに含まれるイベントに関する情報を返します。
sys.fn_trace_getinfo (Transact-SQL) 指定したトレースまたはすべての既存のトレースに関する情報を返します。
sp_trace_create (Transact-SQL) トレース定義を作成します。 新しいトレースは停止状態になります。
sp_trace_generateevent (Transact-SQL) ユーザー定義イベントを作成します。
sp_trace_setevent (Transact-SQL) イベント クラスまたはデータ列をトレースに追加するか、トレースから削除します。
sp_trace_setstatus (Transact-SQL) トレースを開始、停止、または終了します。
sys.fn_trace_getfilterinfo (Transact-SQL) トレースに適用されたフィルターに関する情報を返します。
sp_trace_setfilter (Transact-SQL) 新しいフィルターまたは変更されたフィルターをトレースに適用します。

ストアド プロシージャを使用してユーザー独自のトレースを定義するには

  1. sp_trace_seteventを使用して、キャプチャするイベントを指定します。

  2. イベント フィルターを指定します。 詳細については、「トレース フィルターの設定 (Transact-SQL)」を参照してください。

  3. sp_trace_create を使用して、キャプチャされたイベント データの出力先を指定します。

トレース ストアド プロシージャを使用した例については、「トレースの作成 (Transact-SQL)」を参照してください。

トレース定義の既定値を設定するには

SQL Server Profiler

トレース表示の既定値を設定するには

SQL Server Profiler

トレースを作成するには

SQL Server Profiler

Transact-SQL

トレース テンプレートからイベントを追加または削除するには

SQL Server Profiler

Transact-SQL