managed_backup.sp_get_backup_diagnostics (Transact-SQL)

[アーティクル]
08/21/2024

適用対象: SQL Server 2016 (13.x) 以降のバージョン

スマート管理者によってログに記録された拡張イベントを返します。

このストアドプロシージャを使用して、Smart Admin. SQL Server マネージドバックアップによってログに記録された Microsoft Azure イベントへの拡張イベントがこのシステムに記録されることを監視し、このストアドプロシージャを使用して確認および監視できます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

managed_backup.sp_get_backup_diagnostics
    [ [ @xevent_channel = ] 'event_type'
    [ , [ @begin_time = ] 'time1' ]
    [ , [ @end_time = ] 'time2' ] ]
[ ; ]

引数

[ @xevent_channel = ] 'event_type'

拡張イベントの種類。既定値は、それまでの 30 分間にログに記録されたすべてのイベントを返すよう設定されています。ログに記録されるイベントは、有効になっている拡張イベントの種類によって異なります。このパラメーターを使用すると、特定の種類のイベントのみが表示されるようにストアドプロシージャにフィルターを適用できます。完全なイベント名を指定することも、 Admin、 Analytic、 Operational、 Debugなどの部分文字列を指定することもできます。 @event_channel は varchar(255)です。

現在有効になっているイベントの種類の一覧を取得するには、 managed_backup.fn_get_current_xevent_settings 関数を使用します。

[ @begin_time = ] 'time1'

イベントが表示対象となる期間の開始時刻。 @begin_time は datetime 既定値は NULL です。これが指定されていない場合は、過去 30 分のイベントが表示されます。

[ @end_time = ] 'time2'

イベントが表示対象となる期間の終了時刻。 @end_time は datetime 既定値は NULL です。これが指定されていない場合は、現在の時刻までのイベントが表示されます。

返されるテーブル

このストアドプロシージャは、次の情報を含むテーブルを返します。

列名	データ型	説明
`event_type`	nvarchar(512)	拡張イベントの種類
`Event`	nvarchar(512)	イベントログの概要
`Timestamp`	timestamp	イベントが発生した日時を示すイベントのタイムスタンプ

アクセス許可

ストアドプロシージャに対する EXECUTE アクセス許可が必要です。また、この権限を必要とする他のシステムオブジェクトを内部的に呼び出すので、VIEW SERVER STATE 権限も必要です。

例

次の例では、過去 30 分間ログに記録されたすべてのイベントを返します。

USE msdb;
GO
EXEC managed_backup.sp_get_backup_diagnostics;

次の例では、特定の時間範囲についてログに記録されたすべてのイベントを返します。

USE msdb;
GO
EXEC managed_backup.sp_get_backup_diagnostics @xevent_channel = 'Admin',
  @begin_time = '2022-06-01', @end_time = '2022-06-10';

次の例では、過去 30 分間にログに記録されたすべての分析イベントが返されます。

USE msdb;
GO
EXEC managed_backup.sp_get_backup_diagnostics @xevent_channel = 'Analytic';

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