sp_dsninfo (Transact-SQL)

適用対象:SQL Server

現在のサーバーと関連するディストリビューターから ODBC または OLE DB のデータ ソース情報を返します。 このストアド プロシージャは、任意のデータベースのディストリビューターで実行されます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

  
sp_dsninfo [ @dsn =] 'dsn'   
    [ , [ @infotype =] 'info_type']   
    [ , [ @login =] 'login']   
    [ , [ @password =] 'password']  
    [ , [ @dso_type=] dso_type]  

引数

[ @dsn = ] 'dsn' ODBC DSN または OLE DB リンク サーバーの名前です。 dsn は varchar(128)で、既定値はありません。

[ @infotype = ] 'info_type' 返す情報の種類です。 info_typeが指定されていない場合、または NULL が指定されている場合は、すべての情報型が返されます。 info_type は varchar(128)で、既定値は NULL で、これらの値のいずれかを指定できます。

値	説明
DBMS_NAME	データ ソースベンダー名を指定します。
DBMS_VERSION	データ ソースのバージョンを指定します。
DATABASE_NAME	データベース名を指定します。
SQL_SUBSCRIBER	データ ソースにサブスクライバーを指定できます。

[ @login = ] 'login' データ ソースのログインです。 データ ソースにログインが含まれている場合は、NULL を指定するか、 パラメーターを省略します。 loginは varchar(128)で、既定値は NULL です。

[ @password = ] 'password' ログインのパスワードです。 データ ソースにログインが含まれている場合は、NULL を指定するか、 パラメーターを省略します。 passwordは varchar(128)で、既定値は NULL です。

[ @dso_type = ] dso_type データ ソースの種類です。 dso_type は int であり、これらの値のいずれかになります。

値	説明
1 (既定値)	ODBC データ ソース (ODBC data source)
3	OLE DB データ ソース

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

列名	データ型	説明
情報の種類	nvarchar(64)	DBMS_NAME、DBMS_VERSION、DATABASE_NAME、SQL_SUBSCRIBER などの情報の種類です。
Value	nvarchar(512)	関連付けられた情報の種類の値。

解説

sp_dsninfo は、すべての種類のレプリケーションで使用されます。

sp_dsninfo は、データベースをレプリケーションまたはクエリに使用できるかどうかを示す ODBC または OLE DB のデータ ソース情報を取得します。

アクセス許可

sp_dsninfoを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーだけです。

参照

sp_enumdsn (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)