sp_refreshview (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
指定された非スキーマ バインド ビューのメタデータを更新します。 ビューが依存する基になるオブジェクトが変更されたため、ビューの永続的なメタデータが古くなる可能性があります。
構文
sp_refreshview [ @viewname = ] 'viewname'
[ ; ]
引数
[ @viewname = ] 'viewname'
ビューの名前です。 @viewname は nvarchar で、既定値はありません。 @viewname マルチパート識別子を指定できますが、現在のデータベース内のビューのみを参照できます。
リターン コードの値
0
(成功) または 0 以外の数値 (失敗)。
解説
SCHEMABINDING を使用してビューを作成しない場合は、ビューの定義に影響を与えるビューの基になるオブジェクトに変更を加えたときに、 sp_refreshview
を実行する必要があります。 それ以外の場合は、ビューのクエリ時に、予期しない結果が生成される可能性があります。
アクセス許可
ビューに対する ALTER 権限と、共通言語ランタイム (CLR) ユーザー定義型およびビュー列で参照される XML スキーマ コレクションに対する REFERENCES 権限が必要です。
例
A. ビューのメタデータを更新する
次の例では、ビュー Sales.vIndividualCustomer
のメタデータを更新します。
USE AdventureWorks2022;
GO
EXECUTE sp_refreshview N'Sales.vIndividualCustomer';
B. 変更されたオブジェクトに依存するすべてのビューを更新するスクリプトを作成する
テーブル Person.Person
に対して作成された任意のビューの定義に影響を与える形で、このテーブルが変更されたとします。 次の例では、テーブル Person.Person
に対する依存関係があるすべてのビューについて、メタデータを更新するスクリプトを作成しています。
USE AdventureWorks2022;
GO
SELECT DISTINCT 'EXEC sp_refreshview ''' + name + ''''
FROM sys.objects AS so
INNER JOIN sys.sql_expression_dependencies AS sed
ON so.object_id = sed.referencing_id
WHERE so.type = 'V' AND sed.referenced_id = OBJECT_ID('Person.Person');