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Reporting Services のバックアップおよび復元操作

この記事では、インストールした Reporting Services で使用するデータ ファイルの概要と、これらのファイルをバックアップするタイミングおよび方法について説明します。 レポート サーバー データベース ファイルのバックアップ/復元プランの作成は、復旧計画の最も重要な部分です。 ただし、さらに完全な復旧計画には、暗号化キー、カスタム アセンブリや拡張機能、構成ファイル、およびレポートのソース ファイルのバックアップなども必要になります。

適用対象: Reporting Services ネイティブ モード | Reporting Services SharePoint モード

Note

SharePoint と Reporting Services の統合は、SQL Server 2016 以降では使用できません。

バックアップ操作および復元操作は、インストールした Reporting Services の全体または一部を移動する際によく使用します。

レポート サーバー データベースのバックアップ

レポート サーバーはステートレス サーバーであるため、アプリケーション データはすべて、SQL Server データベース エンジン インスタンスで稼働している reportserver および reportservertempdb データベースに格納されます。 reportserver データベースと reportservertempdb データベースは、SQL Server データベースでサポートされているバックアップ方式のいずれかを使用してバックアップできます。 レポート サーバー データベースに固有の推奨事項を次に示します。

  • reportserver データベースをバックアップするには、完全復旧モデルを使用します。

  • reportservertempdb データベースをバックアップするには、単純復旧モデルを使用します。

  • 各データベースに対して異なるバックアップ スケジュールを設定できます。 reportservertempdb をバックアップする唯一の理由は、ハードウェア障害が発生した場合にこのデータベースの再作成を回避することです。 ハードウェア障害が発生した場合、reportservertempdbのデータを復旧する必要はありませんが、テーブル構造は必要です。 reportservertempdbが失われた場合、レポート サーバー データベースの再作成以外にこのデータベースを復元する方法はありません。 reportservertempdb を再作成する場合、プライマリ レポート サーバー データベースと同じ名前を使用することが重要です。

SQL Server リレーショナル データベースのバックアップと復旧の詳細については、「SQL Server データベースのバックアップと復元」を参照してください。

重要

レポート サーバーが SharePoint モードの場合は、SharePoint 構成データベースや Reporting Services 警告データベースなど、考慮する必要があるデータベースがあります。 SharePoint モードでは、それぞれの Reporting Services サービス アプリケーションに対して 3 つのデータベースが作成されます。 その 3 つのデータベースとは、 reportserverreportservertempdb、および dataalerting です。 詳細については、「Reporting Services SharePoint サービス アプリケーションのバックアップと復元」を参照してください。

暗号化キーのバックアップ

インストールした Reporting Services を初めて構成するときは、暗号化キーをバックアップする必要があります。 また、サービス アカウントの ID を変更したり、コンピューター名を変更したりするたびに、キーはバックアップする必要があります。 詳細については、「Back Up and Restore Reporting Services Encryption Keys」を参照してください。

SharePoint モードのレポート サーバーについては、「Reporting Services SharePoint サービス アプリケーションの管理」の「キー管理」のセクションを参照してください。

構成ファイルのバックアップ

Reporting Services では、構成ファイルを使用してアプリケーション設定を格納します。 初めてサーバーを構成するときおよびカスタム拡張機能を配置した後は常に、ファイルをバックアップする必要があります。 バックアップするのは次のファイルです。

  • RSReportServer.config

  • Rssvrpolicy.config

  • ReportingServicesService.exe.config

  • レポート サーバーの ASP.NET アプリケーション用の Web.config

  • 用の Machine.config ASP.NET

データ ファイルのバックアップ

レポート デザイナーで作成およびメンテナンスしているファイルをバックアップします。 これらのファイルには、レポート定義 (.rdl) ファイル、共有データ ソース (.rds) ファイル、データ ビュー (.dv) ファイル、データ ソース (.ds) ファイル、レポート サーバー プロジェクト (.rptproj) ファイル、およびレポート ソリューション (.sln) ファイルが含まれます。

管理タスクまたは配置タスクのために作成したスクリプト ファイル (.rss) のバックアップを忘れないように注意してください。

使用しているカスタム拡張機能およびカスタム アセンブリのバックアップ コピーが存在していることを確認します。