レポート ビルダー関数 - ページ分割されたレポートの Level 関数 (レポート ビルダー)

適用対象: Microsoft レポート ビルダー (SSRS) Power BI Report Builder SQL Server Data Tools のレポート デザイナー

ページ分割されたレポートの再帰型階層における現在の深さのレベルを返します。

注意

ページ分割されたレポートの定義ファイル (.rdl) は、Microsoft レポート ビルダー、Power BI レポート ビルダー、または SQL Server Data Tools のレポート デザイナーを使用して作成および変更できます。

構文

  
Level(scope)  

パラメーター

スコープ (scope)
(String) (省略可)。 集計関数の適用先となるレポート アイテムを含むデータセット、グループ、またはデータ領域の名前です。 scope を指定しない場合、現在のスコープが使用されます。

戻り値の型

Integer値を返します。 scope にデータセットまたはデータ領域を指定した場合や、再帰的でないグループ ( Parent 要素を持たないグループ) を指定した場合、 Level は 0 を返します。 scope を指定しない場合は、現在のスコープのレベルが返されます。

解説

Level 関数から返される値は、0 を基準にしています。つまり、階層の最初のレベルは 0 です。

Level 関数は、従業員一覧などの再帰型階層にインデントを付けるために使用できます。

再帰的型階層については、「複数の再帰型階層グループの作成 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。

例

次のコード例では、Employees グループの行のレベルが返されます。

=Level("Employees")  

参照

レポートでの式の使用 (レポート ビルダーおよび SSRS)
式の例 (レポート ビルダーおよび SSRS)
式で使用されるデータ型 (レポート ビルダーおよび SSRS)
合計、集計、および組み込みコレクションの式のスコープ (レポート ビルダーおよび SSRS)