リモート エラーの有効化 (Reporting Services)

  • [アーティクル]

リモート サーバーで発生するエラー状態に関する追加情報が返されるように、 Reporting Services レポート サーバーのサーバー プロパティを設定できます。 エラー メッセージに「このエラーの詳細を表示するには、ローカルのサーバー コンピューターでレポート サーバーを開くか、リモート エラーを有効にしてください」と表示されている場合は、EnableRemoteErrors プロパティを設定すると、問題のトラブルシューティングに役立つ追加情報にアクセスできます。 詳細については、「レポート サーバーのシステム プロパティ」を参照してください。

この記事の内容:

SharePoint モードのリモート エラーの有効化

Reporting Services SharePoint モードのリモート エラーを有効化する手順は 2 種類あります。 この手順は、レポート サーバーのアーキテクチャによって異なります。 SQL Server 2012 (11.x) リリースで導入されたアーキテクチャに基づく新しい SharePoint サービスでは、各 Reporting Services サービス アプリケーション用に構成できる設定が使用されます。 旧式のアーキテクチャでは、単一のサイト レベル設定が使用されます。

Reporting Services サービス アプリケーションのリモート エラーの有効化

  1. SQL Server 2012 (11.x) か、またはそれ以降バージョンの Reporting Servicesを使用してインストールされた SharePoint モード レポート サーバーの場合は、サービス アプリケーション設定 [リモート エラーを有効にする] を有効にします。 この設定は、 Reporting Services サービス アプリケーションごとに構成できます。

  2. SharePoint サーバーの全体管理で、 [アプリケーション管理] グループの [サービス アプリケーションの管理] を選びます。

  3. Reporting Services サービス アプリケーションを探し、サービス アプリケーションの名前を選びます。

  4. システム設定を選択します。

  5. [セキュリティ] セクションで [リモート エラーを有効にする] を選びます。

  6. [OK] を選択します。

SharePoint サイトのリモート エラーの有効化

  1. Reporting Services より前のバージョンの SQL Server 2012 (11.x)を使用してインストールされた SharePoint モード レポート サーバーの場合は、サイト設定 [ローカル モードでのリモート エラーを有効にします] を有効にします。

  2. [サイトのアクション] で、変更するサイトの [サイトの設定] を選びます。

  3. [Reporting Services] グループで [Reporting Services のサイト設定] を選択します。

  4. [ローカル モードでリモート エラーを有効にする]を選びます。

  5. [OK] を選択します。

SQL Server Management Studio を使用したリモート エラーの有効化 (ネイティブ モード)

  1. Management Studio を起動し、レポート サーバー インスタンスに接続します。 詳細については、「Management Studio でレポート サーバーに接続する」を参照してください。

  2. レポート サーバー ノードを右クリックして、 [プロパティ] をクリックします。

  3. [詳細設定] を選択すると、プロパティ ページが表示されます。 詳細については、「サーバーのプロパティ ([詳細設定] ページ) - Reporting Services」を参照してください。

  4. [セキュリティ] セクションの [EnableRemoteErrors] で、 [True] を選択します。

  5. [OK] を選択します。

スクリプトを使用したリモート エラーの有効化 (ネイティブ モード)

  1. テキスト ファイルを作成し、そのファイルに次のスクリプトをコピーします。

    Public Sub Main()  
  Dim P As New [Property]()  
  P.Name = "EnableRemoteErrors"  
  P.Value = True  
  Dim Properties(0) As [Property]  
  Properties(0) = P  
  Try  
    rs.SetSystemProperties(Properties)  
    Console.WriteLine("Remote errors enabled.")  
  Catch SE As SoapException  
    Console.WriteLine(SE.Detail.OuterXml)  
  End Try  
End Sub

  2. このファイルを EnableRemoteErrors.rss として保存します。

  3. [スタート] を選択し、 [実行] をポイントし、「cmd」と入力して [OK] を選択すると、コマンド プロンプト ウィンドウが開きます。

  4. 作成した .rss ファイルが保存されているディレクトリに移動します。

  5. 次のコマンド ラインを入力します。 servername は実際のサーバー名に置き換えます。

    rs -i EnableRemoteErrors.rss -s https://servername/ReportServer

  6. 詳細については、「RS.exe ユーティリティ (SSRS)」を参照してください。

ConfigurationInfo テーブルの変更 (ネイティブ モード)

Note

レポート サーバー データベースで ConfigurationInfo テーブルを編集して、EnableRemoteErrors を True に設定できますが、レポート サーバーが現在使用中の場合は、SQL Server Management Studio またはスクリプトを使用して設定を変更する必要があります。 データベース内で設定を変更した場合、変更は Reporting Services サービスの再起動後に反映されます。