Oracle データベース型は、SQL Server データベース型とは異なります。 Oracle データベース オブジェクトを SQL Server オブジェクトに変換する場合は、Oracle から SQL Server にデータ型をマッピングする方法を指定する必要があります。 既定のデータ型マッピングをそのまま使用することも、次のセクションに示すようにマッピングをカスタマイズすることもできます。
既定のマッピング
SSMA には、データ型マッピングの既定のセットがあります。 既定のマッピングのリストについては、「プロジェクト設定 (型マッピング) (OracleToSQL)」を参照してください。
型マッピングの継承
プロジェクト レベル、オブジェクト カテゴリ レベル (すべてのストアド プロシージャなど)、またはオブジェクト レベルで型マッピングをカスタマイズできます。 設定は、下位レベルでオーバーライドされない限り、上位レベルから継承されます。 たとえば、smallmoney をプロジェクト レベルでmoney にマップする場合、オブジェクトまたはカテゴリ レベルでマッピングをカスタマイズしない限り、プロジェクト内のすべてのオブジェクトがこのマッピングを使用します。
SSMA で [Type Mapping] (型マッピング) タブを表示すると、継承される型マッピングを表示するように背景が色分けされます。 型マッピングの背景は、継承された型マッピングでは黄色で、現在のレベルで指定されているマッピングの場合は白です。
データ型マッピングのカスタマイズ
次の手順では、プロジェクト、データベース、またはオブジェクト レベルでデータ型をマッピングする方法を示します。
データ型をマッピングするには
プロジェクト全体のデータ型マッピングをカスタマイズするには、[Project Settings] (プロジェクトの設定) ダイアログ ボックスを開きます。
[ツール] メニューの [プロジェクトの設定] を選択します。
左側のウィンドウで、[Type Mapping] (型マッピング) を選択します。
タイプ マッピング グラフとボタンが右側のウィンドウに表示されます。
または、データベース、テーブル、ビュー、またはストアド プロシージャ レベルでデータ型マッピングをカスタマイズするには、Oracle メタデータ エクスプローラーでデータベース、オブジェクト カテゴリ、またはオブジェクトを選択します。
Oracle メタデータ エクスプローラーで、カスタマイズするフォルダーまたはオブジェクトを選択します。
右側のウィンドウで、[Type Mapping] (型マッピング) タブをクリックします。
新しいマッピングを追加するには、次の操作を行います。
[追加] をクリックします。
[Source type] (ソース タイプ) で、マッピングする Oracle データ型を選択します。
型に長さが必要な場合は、マッピングの最小データ長を [From] ボックスに、最大データ長を [To] ボックスに指定します。
これにより、同じデータ型の小さい値と大きい値のデータ マッピングをカスタマイズできます。
[Target type] (ターゲットの型) で、ターゲットの SQL Server データ型を選択します。
一部の型では、ターゲット データ型の長さが必要です。 必要に応じて、[Replace with] (置き換え) ボックスに新しいデータの長さを入力します。
[OK] を選択します。
データ型マッピングを変更するには、次の操作を行います。
編集 をクリックします。
[Source type] (ソース タイプ) で、マッピングする Oracle データ型を選択します。
型に長さが必要な場合は、マッピングの最小データ長を [From] ボックスに、最大データ長を [To] ボックスに指定します。
これにより、同じデータ型の小さい値と大きい値のデータ マッピングをカスタマイズできます。
[Target type] (ターゲットの型) で、ターゲットの SQL Server データ型を選択します。
一部の型では、ターゲット データ型の長さが必要です。 必要に応じて、[Replace with] (置き換え) ボックスに新しいデータの長さを入力し、[OK] を選択します。
カスタム データ型マッピングを削除するには、次の操作を行います。
削除するデータ型マッピングを含む型マッピング リストの行を選択します。
[削除] をクリックします。
継承されたマッピングを削除することはできません。 ただし、継承されたマッピングは、特定のオブジェクトまたはオブジェクト カテゴリのカスタム マッピングによってオーバーライドされます。
次の手順
移行プロセスの次の手順は、評価レポートを作成するか、Oracle データベース オブジェクトを SQL Server 構文に変換することです。 評価レポートを作成すると、評価中に Oracle オブジェクトが自動的に変換されます。