DATETIME2FROMPARTS (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW)
この関数は、指定された日付引数と時刻引数に対して datetime2 値を返します。 返された値には、有効桁数引数で有効桁数が指定されます。
構文
DATETIME2FROMPARTS ( year, month, day, hour, minute, seconds, fractions, precision )
引数
year
年を指定する整数式。
month
月を指定する整数式。
day
日を指定する整数式。
hour
時間を指定する整数式。
minute
分を指定する整数式。
seconds
秒を指定する整数式。
fractions
秒の小数部を指定する整数式。
有効桁数 (precision)
DATETIME2FROMPARTS
が返す datetime2 値の有効桁数を指定する整数式。
戻り値の型
datetime2( precision )
解説
DATETIME2FROMPARTS
は、完全に初期化された datetime2 値を返します。 DATETIME2FROMPARTS
は、必須引数に 1 つでも無効な値が含まれている場合、エラーを生成します。 DATETIME2FROMPARTS
は、必須引数に 1 つでも NULL 値が含まれている場合、NULL を返します。 ただし、precision 引数に NULL 値が含まれる場合、DATETIME2FROMPARTS
はエラーを生成します。
分数 引数によって異なります、 有効桁数 引数。 たとえば、precision の値が 7 の場合、小数部分はそれぞれ 100 ナノ秒を表します。precision の値が 3 の場合、小数部分はそれぞれ 1 ミリ秒を表します。 precision 値がゼロの場合、fractions の値もゼロでなければなりません。それ以外の場合、DATETIME2FROMPARTS
はエラーを生成します。
この関数は、リモート処理は実行することのできる SQL Server 2012 (11.x) サーバー上とします。 SQL Server 2012 (11.x) 下のバージョンのサーバーには、リモート処理されません。
例
A. 秒の小数部を使用しない場合の例
SELECT DATETIME2FROMPARTS ( 2010, 12, 31, 23, 59, 59, 0, 0 ) AS Result;
結果セットは次のとおりです。
Result
---------------------------
2010-12-31 23:59:59.0000000
(1 row(s) affected)
B. 秒の小数部を使用する場合の例
この例は、fractions パラメーターと precision パラメーターの使用方法を示しています。
fractions の値が 5 のとき、precision の値が 1 であれば、fractions の値は 1 秒の 5/10 になります。
fractions の値が 50 のとき、precision の値が 2 であれば、fractions の値は 1 秒の 50/100 になります。
fractions の値が 500 で、precision の値が 3 の場合、fractions の値は 1 秒の 500/1000 を表します。
SELECT DATETIME2FROMPARTS ( 2011, 8, 15, 14, 23, 44, 5, 1 );
SELECT DATETIME2FROMPARTS ( 2011, 8, 15, 14, 23, 44, 50, 2 );
SELECT DATETIME2FROMPARTS ( 2011, 8, 15, 14, 23, 44, 500, 3 );
GO
結果セットは次のとおりです。
----------------------
2011-08-15 14:23:44.5
(1 row(s) affected)
----------------------
2011-08-15 14:23:44.50
(1 row(s) affected)
----------------------
2011-08-15 14:23:44.500
(1 row(s) affected)