STGeometryN (geography データ型)

  • [アーティクル]

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

GeometryCollection またはそのサブタイプのいずれかに含まれる、指定した geography 要素を返します。 MultiPoint や MultiLineString のように、STGeometryN() が GeometryCollection のサブタイプで使用されるとき、このメソッドは N=1 で呼び出された場合、geography インスタンスを返します。

構文

  
.STGeometryN ( expression )

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

式 (expression)
1 から GeometryCollection に含まれる geography インスタンスの数までの数値を表す int 式です。

戻り値の型

SQL Server 戻り値の型: geography

CLR の戻り値の型: SqlGeography

解説

パラメーターが STNumGeometries() の結果よりも大きい場合、このメソッドは null を返します。expression パラメーターが 1 より小さい場合は、ArgumentOutOfRangeException をスローします。

例

MultiPoint``geography インスタンスを作成し、STGeometryN() を使用して GeometryCollection の 2 番目の geography インスタンスを見つける例を次に示します。

DECLARE @g geography;  
SET @g = geography::STGeomFromText('MULTIPOINT(-122.360 47.656, -122.343 47.656)', 4326);  
SELECT @g.STGeometryN(2).ToString();

参照

Geography インスタンスの OGC メソッド