STBoundary (geometry データ型)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed InstanceMicrosoft Fabric の SQL 分析エンドポイントMicrosoft Fabric のウェアハウス

geometry インスタンスの境界を返します。

構文

  
.STBoundary ( )  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

戻り値の型

SQL Server の戻り値の型: geometry

CLR 戻り値の型: SqlGeometry

注釈

LineString、CircularString、または CompoundCurve インスタンスのエンドポイントが同じである場合、STBoundary() は空白の GeometryCollection を返します。

例

A. エンドポイントが異なる LineString インスタンスに STBoundary() を使用する

次の例では、LineString``geometry インスタンスを作成します。 STBoundary() は、LineString の境界を返します。

DECLARE @g geometry;  
SET @g = geometry::STGeomFromText('LINESTRING(0 0, 2 2, 0 2, 2 0)', 0);  
SELECT @g.STBoundary().ToString();  

B. エンドポイントが同じである LineString インスタンスに STBoundary() を使用する

次の例では、同じエンドポイントを持つ有効な LineString インスタンスを作成します。 STBoundary() は空の GeometryCollection を返します。

 DECLARE @g geometry;  
 SET @g = geometry::STGeomFromText('LINESTRING(0 0, 2 2, 0 2, -2 2, 0 0)', 0);  
 SELECT @g.STBoundary().ToString();

C. CurvePolygon インスタンスに STBoundary() を使用する

STBoundary() インスタンスで CurvePolygon を使用する例を次に示します。 STBoundary() は CircularString インスタンスを返します。

 DECLARE @g geometry;  
 SET @g = geometry::STGeomFromText('CURVEPOLYGON(CIRCULARSTRING(0 0, 2 2, 0 2, -2 2, 0 0))', 0);  
 SELECT @g.STBoundary().ToString();

参照

Geometry インスタンスの OGC メソッド