Service Manager 作成ツールで管理パックを操作する
Service Manager オブジェクトは管理パックに格納されます。 Service Manager オーサリング ツールを使用してオブジェクトを変更するには、そのオブジェクトを含む管理パック ファイルを開きます。 オーサリング ツールで行った変更をキャプチャするには、変更を元の管理パック ファイルまたは新しい管理パック ファイルに保存します。 変更した元のオブジェクトが封印された管理パックに定義されている場合は、変更内容を新規または既存の封印されていない管理パックに保存する必要があります。 Service Manager とは異なり、変更されたオブジェクトを保存するために、オーサリング ツールは、Service Manager データベースと直接対話することなく、ハード ドライブ上の実際の管理パック ファイルをオフライン モードで操作します。
後でこれらの変更を実装するには、管理パック ファイルを Service Manager コンソールにインポートします。これにより、管理パック ファイルの情報で Service Manager データベースが更新されます。 管理パック ファイルを運用環境などの別の環境にインポートすることもできます。 管理パックをインポートすると、Service Manager サーバーは管理パック ファイル内の XML コードを調べます。 管理パック ファイルに無効な XML コードが含まれている場合、管理パックはインポートされません。
このセクションの手順では、オーサリング ツールで管理パック ファイルを操作する方法について説明します。
オーサリング ツールで管理パック ファイルを開く
Service Manager の管理パックで定義されているオブジェクトをカスタマイズする場合は、Service Manager オーサリング ツールでこれらのオブジェクトを含む管理パック ファイルを開く必要があります。 次の手順を使用して、オーサリング ツールで管理パック ファイルを開くことができます。
作成ツールの Management Pack Explorer ペインには、開いているすべての管理パックが表示されます。 開いて変更した管理パックは、保存されるまでアスタリスク (*) (CustomMP*など) で指定されます。
開く管理パック ファイルを選択すると、指定された管理パックが開きます。 さらに、次の管理パックが開きます。
- 開いている管理パックと同じフォルダーにある他のすべての管理パック
- Service Manager インストール フォルダーのライブラリ フォルダー内のすべての管理パック (たとえば、\Program Files (x86)\Microsoft System Center\Service Manager 2016 Authoring\Library フォルダー内)
- Service Manager インストール フォルダーのライブラリ フォルダー内のすべての管理パック (\Program Files (x86)\Microsoft System Center\Service Manager Authoring\Library フォルダーなど)
これは、開いているすべての管理パックの定義がオーサリング ツールに共存しているため、重要です。したがって、互いに矛盾することはできません。
Note
<Authoring Tool Installation>\Library フォルダーに新しい管理パック ファイルを作成することはできません。
管理パック ファイルを開く
デスクトップで、 Start を選択します。
Service Manager 作成ツールを選択し、作成ツールが開くのを待ちます。
オーサリング ツールのメニュー バーで File を選択し、 Open を選択します。
開くファイルダイアログで、開く管理パック ファイルを選択し、開くを選択します。 選択するファイルには、.xmlまたは .mp ファイル名拡張子が必要です。 たとえば、ファイルの種類として Management Pack を選択し、次の管理パック ファイルを選択します。
<Authoring Tool のインストール ドライブ>\Program Files (x86)\Microsoft System Center\Service Manager 2016 Authoring\Library\ServiceManager.IncidentManagement.Library.mp
<Authoring Tool のインストール ドライブ>\Program Files (x86)\Microsoft System Center\Service Manager Authoring\Library\ServiceManager.IncidentManagement.Library.mp
管理パックが開くのを待ってから、 管理パック エクスプローラー ウィンドウに表示されることを確認します。
開いた管理パック ファイルを選択し、 Classes、 Forms、 Workflows、または References を展開して管理パックのオブジェクトを表示できるようになりました。
オーサリング ツールで新しい管理パック ファイルを作成する
Service Manager オーサリング ツールで行ったカスタマイズを実装できるようにするには、管理パック ファイルに保存する必要があります。
封印された管理パックからオブジェクトをカスタマイズした場合、そのカスタマイズを元の封印された管理パックに保存することはできません。 この場合は、既存の封印されていない管理パックを使用するか、新しい管理パックを作成できます。既定では封印されません。
次の手順を使用して、新しい管理パック ファイルを作成できます。
新しい管理パック ファイルを作成するには、次の手順に従います。
デスクトップで、 Start を選択します。
Service Manager 作成ツールを選択し、作成ツールが開くのを待ちます。
オーサリング ツールのメニュー バーで File を選択し、 New を選択します。
[新しい管理パック] ダイアログボックスで、新しい管理パック ファイルのファイル名と場所を入力します。
入力するファイル名にスペースや特殊文字が含まれていないことを確認し、新規作成およびカスタマイズされた管理パック ファイルの場所として Authoring Tool インストール フォルダーを指定しないでください。
[Open] を選択します。
管理パック エクスプローラーで、新しい管理パックが一覧表示されていることを確認します。