リリースプロセス

テスト環境および実稼働環境に適用されるソリューションは、管理ソリューションになります。ソリューションアーキテクトは、管理ソリューションをインポートする際に、使用可能なオプションを認識している必要があります。

管理ソリューションのインポート

アプリケーションを変更またはリリースするたびに新しいソリューションを作成することはお勧めしません。ソリューションのインポートを妨げるコンポーネント間の依存関係が生じるためです。したがって、ソリューションに変更を加えてから、新しいバージョンをインポートする必要があります。

メモ

ソリューションにはバージョン番号があります。ソリューションをエクスポートすると、バージョン番号が自動的に増分されます。バージョン番号の大きいソリューションが既にインポートされている場合、小さいバージョン番号のソリューションをインポートすることはできません。

管理ソリューションの新しいバージョンをインポートするときは、次のインポートオプションを考慮してください。

更新 - ソリューションに変更を適用します。
アップグレード - 変更をインポートしてすぐに適用します (新しいソリューションに含まれていないコンポーネント、古いソリューション、削除された修正プログラムを削除するなど)。
アップグレード用のステージ - アップグレードと似ていますが、データ移行を行えるように、新しいソリューションをインポートしてからコンポーネントを削除するまで一時停止します。その後、ソリューションの最終的な適用を手動でトリガーできます。

管理ソリューションの更新は、管理ソリューションの以前のバージョンに展開されます。このアクションでは、追加のソリューションレイヤーは作成されません。更新を使用してコンポーネントを削除することはできません。

ソリューションをアップグレードすると、基本レイヤーの上に新しいソリューションレイヤーがインストールされます。ソリューションのアップグレードでは、存在していたが、アップグレード後のバージョンには含まれていないコンポーネントが削除されます。

既定のオプションはアップグレードです。

重要

修正プログラムの複製とソリューションの複製を使用したソリューションの更新は推奨されなくなりました。チーム開発が制限され、ソース管理システムにソリューションを保存する際に複雑さが増すためです。