エンタープライズ向け Azure Virtual Desktop

完了

Azure Virtual Desktop は、Azure クラウドで実行されるデスクトップおよびアプリケーションの仮想化サービスです。 Azure Virtual Desktop は、リモートのデスクトップやアプリへのアクセスに使用できるアプリを備えたデバイス (Windows、Mac、iOS、Android、Linux) で動作します。

Diagram of data and OS.

また、ほとんどの最新のブラウザーを使用して、Azure Virtual Desktop でホストされているエクスペリエンスにアクセスすることもできます。

このモジュールは、デスクトップ インフラストラクチャ アーキテクト、クラウド アーキテクト、デスクトップ管理者、またはシステム管理者が、Azure Virtual Desktop のことを調べたり、仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) ソリューションをエンタープライズ規模で構築したりするのに役立ちます。 一般に、エンタープライズ規模のソリューションは、1000 以上の仮想デスクトップを対象としています。

エンタープライズ仮想デスクトップ ソリューションが最も必要とされるのは、主に次の場面です。

  • 金融サービス、医療、政府機関などのセキュリティおよび規制アプリケーション。
  • リモート作業、合併と買収、短期従業員、請負業者、パートナー アクセスなどの柔軟性が求められる労働ニーズ。
  • Bring Your Own Device (BYOD) およびモバイルのユーザー、コール センター、支社の従業員などの特定の従業員。
  • 設計とエンジニアリング、レガシ アプリ、ソフトウェア開発テストなどの特殊なワークロード。

アーキテクチャ

Diagram of an Azure Virtual Desktop service architecture.

上の図は、Azure Virtual Desktop の標準的なアーキテクチャのセットアップを示したものです。

  • アプリケーション エンドポイントは、顧客のオンプレミス ネットワークにあります。 ExpressRoute によってオンプレミスのネットワークは Azure クラウドに拡張され、Microsoft Entra Connect によって顧客の Active Directory Domain Services (AD DS) を Microsoft Entra ID と統合されます。
  • Azure Virtual Desktop のコントロール プレーンにより、Web アクセス、ゲートウェイ、ブローカー、診断に加えて、REST API などの機能拡張コンポーネントが処理されます。
  • 顧客は、AD DS と Microsoft Entra ID、Azure サブスクリプション、仮想ネットワーク、Azure Files または Azure NetApp Files、Azure Virtual Desktop ホスト プールとワークスペースを管理します。
  • 容量を増やすため、この顧客は 2 つの Azure サブスクリプションをハブスポーク アーキテクチャで使用し、仮想ネットワーク ピアリングを介してそれらを接続します。