Power BI と Synapse ワークスペースの統合について説明する
Azure Synapse Analytics と Power BI を組み合わせることにより、大量の構造化または非構造化データとアクションにつながる分析情報との間のギャップを埋めるための、わくわくするような可能性をもたらします。 新しいレポートを作成したり、既存の Power BI データセットとレポートを使用したりするときは、Power BI と Synapse のワークスペースをリンクして、すべて Synapse 内で行うことができます。 Synapse でレポートの編集を行うことができ、変更内容はすべてのユーザーに対して瞬時に反映されます。 このように Power BI と Azure Synapse の緊密な統合により、データ アナリスト、データ科学者、データ エンジニア、ビジネス ユーザーが 1 つの環境で簡単に共同作業を行うことができます。
データ ウェアハウスは、1 つ以上の異種ソースから統合されたデータの中心的なリポジトリです。 データ ウェアハウスには現在のデータと履歴データが格納され、データのレポートと分析を行うために使用されます。 Azure Synapse Analytics 内の Power BI リンク サービスは、レポートからサーバーレス SQL プールを使用してデータ レイク内のデータにアクセスしたり、専用 SQL プール内のテーブルを簡単に利用したりするのに役立ちます。 この機能により、複数のソースからの幅広いデータ選択が可能になります。 さらに、Azure Synapse Studio には作成ツールがあり、データ レイクや専用 SQL プールなどのデータ間の接続を直感的に作成できます。
データ ウェアハウスにデータを移動するために、重要なビジネス情報が含まれているさまざまなソースから定期的にデータが抽出されます。 Azure Synapse Pipelines とデータフローを使用して、データを移動するときに書式設定、クリーンアップ、検証、集計、再構成することができます。 または、レポート用に Azure Synapse に用意されている具体化された集計ビューを使用して、データを最低レベルの詳細度で格納できます。 どちらの場合も、Azure Synapse は、レポート、分析、ビジネス インテリジェンス (BI) のための永続的なデータ ストアになります。これは、複数のソースからのデータの "調整と結合" に役立ち、必要なときに一貫性のあるデータ標準が適用されます。