Azure App Service を実装する
Azure App Service では、任意のプラットフォームまたはデバイス向けの Web サイト、モバイル バックエンド、Web API を作成するために必要なものをすべて組み込んでいます。 アプリケーションの実行とスケーリングは、Windows および Linux ベースの環境の両方で容易に行うことができます。
App Service は、Windows および Linux アプリを簡単に作成してデプロイするのに役立ついくつかの製品のクイック スタートを提供しています。
App Service の利点
App Service を使用して Web、モバイル、API アプリを開発およびデプロイするには、多くの利点があります。 次の表を確認し、App Service インスタンスのホストに役立つ機能について考えます。
| 特長 | 説明 |
|---|---|
| 複数の言語とフレームワーク | App Service では、ASP.NET、Java、Ruby、Node.js、PHP、Python が最高レベルでサポートされています。 また、PowerShell などのスクリプトや実行可能ファイルをバックグラウンド サービスとして実行できます。 |
| DevOps の最適化 | App Service は、Azure DevOps、GitHub、BitBucket、Docker Hub、Azure Container Registry との継続的インテグレーションおよびデプロイをサポートします。 テストおよびステージング環境を通じて更新プログラムを昇格させることができます。 App Service でのアプリの管理には、Azure PowerShell またはクロスプラットフォーム コマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用します。 |
| 高可用性を備えたグローバルなスケーリング | App Service は、手動または自動でスケールアップまたはアウトすることができます。 Microsoft のグローバルなデータセンター インフラストラクチャ内のどこにいてもアプリをホストでき、App Service の SLA によって高可用性が提供されます。 |
| SaaS プラットフォームおよびオンプレミス データへの接続 | App Service を使用すると、エンタープライズ システム (SAP など)、SaaS サービス (Salesforce など)、インターネット サービス (Facebook など) 向けに用意された 50 を超えるコネクタから選択することができます。 ハイブリッド接続と Azure 仮想ネットワークを使用して、オンプレミスのデータにアクセスできます。 |
| セキュリティとコンプライアンス | App Service は ISO、SOC、および PCI に準拠しています。 Microsoft Entra ID か、Google、Facebook、Twitter、または Microsoft 経由のソーシャル ログインを使用してユーザーを認証できます。 IP アドレス制限を作成し、サービス ID を管理します。 |
| アプリケーション テンプレート | WordPress、Joomla、Drupal など、Azure Marketplace にある広範なアプリケーション テンプレートの一覧から選択できます。 |
| Visual Studio の統合 | App Service が提供する Visual Studio の専用ツールを使えば、作成、デプロイ、デバッグの作業が効率的になります。 |
| API とモバイル機能 | App Service は、RESTful API シナリオのターンキー CORS サポートを提供します。 認証、オフライン データ同期、プッシュ通知などを有効にして、モバイル アプリのシナリオを簡略化できます。 |
| サーバーレス コード | App Service を使用すると、インフラストラクチャを明示的にプロビジョニングまたは管理することなく、コード スニペットまたはスクリプトをオンデマンドで実行できます。 お支払いは、コードで実際に使用されるコンピューティング時間に対してのみ発生します。 |