メトリックとログを定義する
Azure Monitor で収集されるすべてのデータは、2 つの基本的な種類であるメトリックとログのいずれかに属します。
メトリックは、特定の時点におけるシステムの何らかの側面を表す数値です。 メトリックは軽量であり、リアルタイムに近いシナリオをサポートできます。
ログには、種類ごとに異なるプロパティ セットを持つレコードに編成されたさまざまな種類のデータが含まれます。 イベントやトレースなどのデータは、パフォーマンス データと共にログとして格納されるため、分析のためにすべてのデータを組み合わせることができます。
Azure Monitor メトリックについて知っておくべきこと
Azure portal で Azure Monitor メトリックを操作する方法を調べてみましょう。
多くの Azure リソースの場合、Azure Monitor によって収集されたメトリック データは、Azure portal のリソースの [概要] ページに表示されます。 パフォーマンス メトリックを示す複数のグラフを含む Azure 仮想マシンの概要を考えてみましょう。
Azure Monitor のメトリック エクスプローラー を使用して、Azure サービスとリソースのメトリックを表示できます。
Azure portal で、リソースの任意のグラフを選択して、関連付けられているメトリック データをメトリック エクスプローラーで開きます。 このツールを使用すると、一定期間の複数のメトリックの値をグラフ化できます。 グラフを対話形式で操作したり、ダッシュボードにピン留めして他の視覚化と共に表示したりすることができます。
Azure Monitor ログについて知っておくべきこと
Azure portal では、Azure Monitor ログ (Log Analytics) を操作することもできます。 詳細を確認しましょう。
Azure portal では、Azure Monitor によって収集されたログ データが Log Analytics に保存されます。
Log Analytics には、収集されたデータを高速に検索し、統合して、分析するのに役立つ多機能なクエリ言語が備わっています。
Log Analytics を使用するとクエリの作成とテストを行うことができます。 クエリ結果を使用してデータを直接分析し、クエリを保存し、データを視覚化し、アラート ルールを作成します。
Azure Monitor では、Data Explorer クエリ言語のバージョンが使用されます。 この言語は、単純なログ検索に適している一方で、集計、結合、スマート分析などの高度な機能も備えています。 使用可能なレッスンをいくつか完了すると、クエリ言語をすばやく学習できます。 SQL や Splunk に精通しているユーザー向けに、特別なガイダンスが用意されています。
