システム ルートを確認する

完了

Azure では、''システム ルート'' を使用して、仮想マシン、オンプレミス ネットワーク、インターネットの間でネットワーク トラフィックを転送します。 ''システム ルート'' に関する情報は、ルート テーブルに記録されます。

システム ルートについて知っておくべきこと

Azure でシステム ルートがどのように実装されるかを詳しく見てみましょう。

  • Azure ではシステム ルートを使用して、いくつかのシナリオで仮想マシンのトラフィックを制御します。

    • 同じサブネット内の仮想マシン間のトラフィック
    • 同じ仮想ネットワークでの異なるサブネット内の仮想マシン間のトラフィック
    • 仮想マシンからインターネットへのトラフィック
  • ルート テーブルには、(''ルート'' と呼ばれる) 一連の規則が含まれています。これで、仮想ネットワーク内でどのようにパケットをルーティングする必要があるかを指定しています。

  • ルート テーブルには、テーブルがサブネットに関連付けられているシステム ルートに関する情報が記録されます。

  • サブネットから離れる各パケットは、関連付するルート テーブルに基づいて処理されます。

  • パケットは、送信先を使用してルートと照合されます。 宛先は、IP アドレス、仮想ネットワーク ゲートウェイ、仮想アプライアンス、またはインターネットにすることができます。

  • 一致するルートが見つからない場合、そのパケットは破棄されます。

ビジネス シナリオ

2 つのサブネットを持つ仮想ネットワークがあるとします。 この構成では、Azure システム ルートを使用して、サブネット間、およびサブネットとインターネット間の通信を制御できます。 フロントエンド サブネットでは、システム ルートを使用してインターネットにアクセスできます。 バックエンド サブネットでは、システム ルートを使用してフロントエンド サブネットにアクセスできます。 両方のサブネットがルート テーブルにアクセスします。 次の図ではこのシナリオを強調しています。

Diagram that shows two subnets that use system routes as described in the text.