ユーザー アカウントを管理する

完了

Microsoft Entra ID にクラウド ID ユーザー アカウントを追加する方法はいくつかあります。 一般的な方法は、Azure portal を使用することです。 ユーザー アカウントは、Microsoft 365 管理センター、Microsoft Intune 管理コンソール、Azure CLI から Microsoft Entra ID に追加することもできます。

クラウド ID アカウントについて知っておくべきこと

Microsoft Entra ID でクラウド ID ユーザー アカウントがどのように定義されているかを確認しましょう。 Azure portal の新しい [ユーザー] ページの例を以下に示します。 管理者は、組織内のユーザーを作成することも、ゲスト ユーザーを招待して組織のリソースへのアクセスを提供することもできます。

Screenshot of the User page in the Azure portal.

  • 新しいユーザー アカウントには、表示名と関連付けられたユーザー アカウント名が必要です。 表示名の例は Aran Sawyer-Miller で、関連付けられたユーザー アカウント名は asawmill@contoso.com である可能性があります。

  • ユーザーを記述する情報と設定は、ユーザー アカウント プロファイルに格納されます。

  • そのプロファイルには、ユーザーの役職や連絡先のメール アドレスなどの他の設定を含めることができます。

  • グローバル管理者またはユーザー管理者特権を持つユーザーは、会社のメイン電話番号など、ユーザー アカウントのプロファイル データを事前に設定できます。

  • 管理者以外のユーザーは、自分のプロファイル データの一部を設定できますが、表示名やアカウント名を変更することはできません。

クラウド ID アカウントを管理するときに考慮すべきこと

ユーザー アカウントの管理について考慮すべき点がいくつかあります。 このリストを確認するときに、組織のクラウド ID ユーザー アカウントを追加する方法を考慮してください。

  • ユーザー プロファイル データを考慮してください。 必要に応じて、ユーザーが自分のアカウントのプロファイル情報を設定できるようにします。 ユーザーの画像、役職、連絡先情報などのユーザー プロファイル データは省略可能です。 また、組織の要件に基づいて、各ユーザーに特定のプロファイル設定を指定することもできます。

  • 削除されたアカウントの復元オプションを考慮してください。 アカウント管理プランに復元シナリオを含めます。 削除されたアカウントの復元操作は、アカウントの削除後、30 日以内であれば実行できます。 30 日後に、削除されたユーザー アカウントを復元することはできません。

  • 収集されたアカウント データを考慮してください。 ユーザー アカウントのサインインと監査ログ情報を収集します。 Microsoft Entra ID を使うと、このデータを収集して、インフラストラクチャの分析と改善に役立てることができます。