はじめに
Durable Functions は、実行時間が長くステートフルな操作を Azure で実行できるようにする Azure Functions の拡張機能です。 Azure には、状態情報を維持するためのインフラストラクチャが用意されています。 Durable Functions を使用すると、実行時間の長いワークフローを調整することができます。 このアプローチを使用すると、サーバーレス ホスティング モデルのすべての恩恵を受けながら、アクティビティの監視、同期、実行時の問題への対処を Durable Functions フレームワークに任せることができます。
たとえば、プロジェクト設計提案に関する手動承認プロセスが会社にあるとします。 このプロセスを自動化したいところですが、人による操作が残っています。 要件として、実装するワークフロー ソリューションは、さまざまな期間のアクティビティを調整できる必要があり、コスト効率の高さも求められます。 業務もカスタム ビジネス ロジックに基づいて進められているので、独自のコードを実行できる柔軟なソリューションにする必要があります。
このモジュールを完了すると、Durable Functions を使用して、実行時間の長いワークフローを一連のアクティビティとして調整する方法を習得できます。
学習の目的
このモジュールでは、次のことを行います。
- Durable Functions を調べる。
- 実行時間の長い承認プロセスのワークフローを設計する。
- Durable Functions を使用して実行時間の長い承認プロセスのワークフローを実装する。
前提条件
- Azure Functions の経験
- Azure portal を操作する