はじめに
C# プログラミング言語は、広範にわたってデータ型に依存しています。 データ型によって、特定の変数に格納できる値の種類が制限されます。これは、エラーのないコードを作成しようとする場合に役立ちます。 開発者は、変数に有効な値しか格納されないことがわかっているため、変数に対する操作を自信を持って実行できます。
たとえば、あなたの仕事が、個々の数値や数値とテキスト値のシーケンスなど、さまざまな種類のデータを取得、操作、格納する必要がある新しいアプリケーションを作成することだとします。 適切なデータ型を選択することは、ソフトウェア開発作業の成功に不可欠です。 しかし、同じように見える複数のデータ型がある場合に、どのようなオプションがあり、またどのような基準を使用すればよいのでしょうか。
このモジュールでは、アプリケーションでデータを格納および処理する方法について説明します。 データ処理の 2 つの方法に対応する 2 種類のデータ型があることを学習します。 特定の数値データ型に格納できる最大値と最小値を識別するコードを記述します。 また、アプリケーションに対して複数の数値データ型から選択するときに使用する基準について学習します。
このモジュールを終了すると、C# でさまざまなデータ型を扱う自信が持てるようになり、特定のアプリケーションに適したデータ型を選択できるようになります。
学習の目的
このモジュールでは、次のことを行います。
- 値の型 と参照型 との基本的な違いについて学習する。
- 新しい整数型と浮動小数点型を含む、新しい数値データ型のプロパティについて説明する。
- 数値データ型に格納できる最大値と最小値を返すコードを記述する。
new
キーワードを使用して参照型の新しいインスタンスを作成する。- 特定のアプリケーションに対して選択すべきデータ型を判断する。
前提条件
string
、char
、bool
、int
、decimal
のような基本データ型の使用経験- 文字列補間を使用して、文字列テンプレート内の変数を結合した経験
- コード コメントを使用して、使用されていないコードをコメント アウトした経験
- Visual Studio Code を使って C# コードを開発、ビルド、実行した経験