予約設定
予約設定を作成するには、契約に関して初期情報を設定しておく必要があります。 予約設定では、作業指示書の生成方法と生成するタイミングを指定します。 造園作業の例では、次の 3 つの予約設定を作成します。
週単位で作業指示書が作成される草刈り作業の予約。
月単位で作業指示書が作成される造園作業の予約。
3 か月ごとに作業指示書が作成される芝の手入れの予約。
予約設定を定義するには、契約フォームの予約設定サブグリッドで新しい契約予約設定を選択します。
予約設定の概要 セクションで、次の情報を入力します。
名前 - 作業指示書の名前として表示される名前を指定します。
契約 - 番号が自動的に生成されます。
説明 - 予約設定について情報を入力します。
作業指示書の設定
契約は、主に作業指示書を自動で生成するために使用します。 作業指示書の設定セクションで、生成される作業指示書について詳細を定義できます。 作業指示書の種類など、作業指示書に関する重要な要素を、このセクションで定義することができます。
作業指示書の設定セクションで、次の情報を指定します。
作業指示書の自動生成 - 予約設定で作業指示書を自動的に生成するかどうかを指定します。
作業指示書の種類 - 生成される作業指示書の種類を定義します。
作業指示書の事前生成日数 - 何日前に作業指示書を生成するかを指定します。 たとえば、作業指示書がその月の 1 日に必要な場合、ディスパッチャーがスケジュールどおりにそれを手に入れられるよう、3 日前に作業指示書を生成できます。
優先度 - 契約予約設定から生成される作業指示書の優先度を定義します。
作業指示書概要 - 作業指示書の簡単な概要を提供します。
予約設定
Dynamics 365 Field Service では、作業指示書で実行する作業に対して予約レコードが定義されます。予約レコードには、作業を行う技術者、到着時刻、作業の詳細などを記録します。 契約から作業指示書を生成する際に、作業指示書の予約レコードも同時に作成することができます。 予約を同時に作成するのではなく、ディスパッチャーが作成したり、自動化ソリューションでスケジュールを指定して生成したりする組織もありますが、 それ以外では、予約をシステムで自動的に作成します。
予約設定セクションでは、予約のスケジュール設定に関連する詳細を指定できます (予約を自動的に生成する必要があるかどうか、予約の柔軟なスケジュールを許可するかどうか、スケジュール設定した日に実行する必要があるかどうかなど)。
以下のような設定があります。
予約の自動生成 - 作業指示書の予約を自動的に作成してスケジューリングするかどうかを指定します。
予測期間 - 予約に対して予想される時間の長さを定義します。
予約前の柔軟性/予約後の柔軟性 - 目標の日付の前後何日まで許容されるかを定義できます。
優先事項
優先事項セクションでは、優先するリソースや優先する開始時刻があるかどうかを定義するなど、顧客が持っている可能性がある予約の優先事項をより具体的に指定できます。
優先事項クションでは次のような項目を設定します。
優先するリソース - この予約に対してスケジューリングする必要のあるリソースを指定します。 予約を自動生成する場合は、この設定が必要です。
優先する開始時刻 - この項目をスケジューリングする望ましい時刻を指定します。 予約を自動生成する場合は、この設定が必要です。
時間枠開始/時間枠終了 - スケジュールされる日に対象にする必要のある時間枠を指定できます。
予約の自動生成は、顧客が特定のリソースを比較的同時に希望する場合に適しています。 つまり、予約を自動生成する場合は、優先するリソースと優先する開始時刻を指定することが重要です。 システムでは指定された内容に基づいて、可能な限り望ましいリソースと開始時刻で予約が自動生成されます。 各項目に対して同じリソースをスケジューリングしたくない場合は、予約を自動で生成するのではなく、ディスパッチャーが手作業でスケジューリングするか、リソース スケジュール最適化を使用してください。