契約の作成

完了

Dynamics 365 Field Service アプリケーションで、契約を作成することができます。 契約の作成はサービス提供グループで行います。 契約を作成するときは、次の値を定義する必要があります。

  • サービス アカウントと請求先口座 - 作業指示書と同様に、これらの値では、サービスが提供される取引先企業と、請求書の支払いを行う口座が定義されます。

  • システムの状態 - 契約の状態を定義します。 契約には次の状態があります。

    • 見積もり - 現在実行されていない契約を定義します。 すべての契約は見積もり状態で開始されます。 契約が見積もり状態のときは、作業指示書は生成されません。

    • アクティブ - 現在実装中であり、定義されたスケジュールで作業指示書をアクティブに生成している契約を定義します。

    • 期限切れ - 契約が終了日に達して、作業指示書が生成されなくなったことを定義します。

    • キャンセル済み - 契約が取り消されたことを示します。

  • 価格表 - 契約に関連付けられた価格表を定義します。 契約から生成される作業指示書では、この価格表が使用されます。

    契約期間中に使用されるすべての製品とサービスを、契約の価格表に追加する必要があります。 通常、契約には、完全に新しい価格表に反映される商品およびサービスの交渉された価格が含まれます。

  • 開始日と終了日 - 契約に関連付けられているサービス期間と、項目の生成が開始されるタイミングを定義します。

新しい契約の例を示すスクリーンショット。

レコードをより詳細にする必要がある場合、定義する必要がある必須フィールドに加えて次のような情報を指定できます。

  • サブ状態 - 契約の状態に関する追加情報を提供します。 たとえば、見積もり状態の契約に、顧客署名待ちのサブ状態を追加できます。

  • サービス地域 - 契約に関連付けられているサービス地域を定義します。 (このフィールドはその他タブにあります)。

必要に応じてフィールドを定義したら、契約を保存します。これで、契約のその他の機能 (予約と請求書の設定など) が有効になります。