べき等の構成について理解する

完了

べき等とは、コードとしてのインフラストラクチャおよびコードとしての構成で使用できる数学的用語です。 リソースに対して 1 つ以上の操作を適用することができ、結果が同じになります。

たとえば、システムに対してスクリプトを実行したら、スクリプトの実行回数に関係なく、同じ結果になる必要があります。 エラーが発生したり、環境の開始状態に関係なく同じアクションが実行されたりしてはなりません。

本質的に、一連のリソースにデプロイを 1,000 回適用したら、スクリプトまたはテンプレートの各適用の後で、同じ結果になる必要があります。

円にはスクリプトとアプリケーションの最終状態の 2 つの同時に繰り返されるアイコンがあり、べき等の繰り返しパターンを示しています。

べき等は次のようにして実現できます。

  • 既存のリソース セットの自動的な構成と再構成。
  • 既存のリソースの破棄と、新しい環境の再作成。

コードとしてのインフラストラクチャおよびコードとしての構成を定義するときは、ベスト プラクティスとして、べき等に対応するようにスクリプトとテンプレートを構築します。

それにより、リソースとアプリケーションを定期的にスケールインおよびスケールアウトできるので、クラウド サービスを使用する場合は不可欠です。 サービスの新しいインスタンスを開始して、サービスの弾力性を提供できます。

Note

べき等について詳しくは、「Idempotency for Windows Azure Message Queues (Windows Azure メッセージ キューでのべき等性)」をご覧ください。