演習 - カスタム テーブルを作成してデータをインポートする
シナリオ
現在、会社の販売プロセスは手動で行われていて、更新は毎週金曜日にのみ提供されます。 このプロセスを簡略化し、失敗を最小限にして、可視性を向上させる必要があります。 そのため、販売リードを追跡し、予測される売上を自動的に計算する新しいアプリを作成することにしました。 Dataverse に潜在顧客リストを格納します。
Microsoft Dataverse を使用したデータの格納
この演習では、アプリの潜在顧客リストを格納するのにカスタム Dataverse テーブルを使用します。
学習内容は次のとおりです。
カスタム テーブルを作成する。
テーブルにカスタム列を追加する。
計算列を作成する。
ビジネス ルールを構成する。
Microsoft Excel ブックからデータをインポートする。
カスタム テーブルを作成する
Power Apps Maker Portal に移動してサインインします (必要に応じて)。
メニューで、テーブルを選択します。
新しいテーブルを選択し、詳細プロパティの設定を選択します。
プロパティで、表示名: 見込顧客と入力します。
プライマリ列タブを選択し、表示名を見込顧客名に変更します。
保存を選択します。
しばらくすると、テーブル > 見込顧客画面が表示されます。
+ を選択し、見込顧客とデータ セクションに新しい列を追加します。
新しい列ペインに、次の情報を入力します。
表示名: ステージ
データ型: 選択肢を選択します (そして、ポップアップから選択肢を選択します)
必須: 必須項目を選択します
この選択肢を同期する相手で新しい選択肢を選択します。 新しい選択肢ペインが表示されます。 次の情報を入力して、保存を選択します。
表示名: 見込顧客ステージ
ラベルで次の選択肢を追加し、次のスクリーンショットのようにテーブルが表示されるまで、エントリ間で新しい選択肢を選択します。 完了したら、保存を選択します。
リード (値で、1 と入力します)
営業案件 (値で、2 と入力します)
受注 (値で、3 と入力します)
失注 (値で、4 と入力します)
新しい選択肢を保存したら、この選択肢を同期する相手でドロップダウン リストを選択し、見込顧客ステージを見つけます/選択します。
既定の選択で、リードを選択します。
保存を選択します。
見込顧客とデータ ペインで + を選択し、新しい列を追加します。
新しい列ペインで次の情報を入力してから、保存を選択します。
表示名: 契約金額
データ型: 通貨
+をもう一度選択し、次の情報を使用して新しい列を追加してから、保存を選択します。
表示名: 確率
データ型: 整数 (番号を選択し、ポップアップから整数を選択します)。
次に、動作を持つ列を追加します。 これは少し複雑になります。 列に次の情報を追加します。
表示名: 予測売上
データ型: 通貨
動作: 計算済
動作に計算を選択すると、何か違いに気付くと思います。 計算を編集する前に、この列を保存する必要があります。 保存して編集のリンクが動作のボックスの下にあるので、 そのリンクを選択してみてください。
少しすると、[計算フィールド] ポップアップ ウィンドウに予測売上の設定が表示され、予測売上列の動作を編集できます。 アクションの追加ボタンを選択してアクションを追加します。
等号の横に次の式を入力しますが、コピーして貼り付けないでください。
メモ
環境を定義する crXXX_ は固有の数字と文字であり、列名が下の例とまったく同じではないためです。 列名の入力を開始すると、入力した式に基づいてオプションが自動提案されます。 スクリーンショットを確認して、アクション ウィンドウで式がどのようになるかを見ます。
crXXX_contractamount * (crXXX_probability / 100)
問題がなければ、丸で囲まれたチェックマークを選択して変更を保存します。 (丸で囲まれたチェックマークを見るには右へのスクロールが必要な場合があります。)
ウィンドウの上部で保存して閉じるを選択するとウィンドウが表示されなくなり、[見込顧客テーブル] 画面が再び表示されます。
ビジネス ルールの追加
テーブル デザイナーで右端のカスタマイズ ペインを見つけ、ビジネス ルールを選択します。
画面上部の 新しいビジネス ルールを選択します。新しいブラウザー タブが開きます。
デザイン ウィンドウの内部から条件 新しい条件を選択します。 条件のプロパティ ウィンドウが画面の右手に表示されます。
プロパティ ウィンドウのルールの下でフィールドを参照し、契約金額が選択されていることを確認します。
演算子の値を等しいから値が設定済みに変更します。
適用を選択します。
ここでコンポーネント タブを選択します。
必要なセット業務の追加コンポーネントを探してドラッグし、デザイン ウィンドウの紫色のチェックボックスの右側にあるプラス記号まで移動してドロップします (プラス記号はコンポーネントをキャンバスに移動し始めると表示されます)。
新しい必須項目の設定アクションを選択/強調表示した状態で、プロパティ ペインを参照します。必須項目で、上部のドロップダウンから確立を選択し、下部のドロップダウンから必須を選択します。
適用を選択します。
画面の左上で、見込顧客新しいビジネス ルールのすぐ右にある下向き矢印ドロップダウンを選択し、ビジネス ルール名に確率必須と入力します。
画面の右上隅にある保存を選択します。
アクティブ化を選択して、(同じく画面の右上) ルールをアクティブ化します。
少しすると、プロセスのアクティブ化の確認のためのポップアップ ウィンドウが表示されます。 ポップアップでアクティブ化を選択して、アクティブ化を確定します。
ブラウザー タブを閉じます。
完了を選択します。
[ビジネス ルール] 画面に新しいビジネス ルールが追加されています。 テーブルの編集画面に戻ってください。
Excel ファイルからのデータのインポート
この演習では、"Prospects.csv" という名前のスプレッドシートを使用します。 このリンクを開き、ファイルをダウンロードします。
.zip ファイルから Prospects.csv を展開します。
Prospects.csv ファイルを Excel で開きます。 ステージ列が空である点に注意してください。 次の値を手動で入力する必要があります。 ステージ列に次の値を入力します。
Contoso Flooring: 受注
Fabrikam Inc: 受注
Adventure Works: リード
VanArsdel: 失注
Adatum: リード
Relecloud: 営業案件
Excel ブック (Prospects.xlsx) としてファイルをローカル環境に保存します。 次に、スプレッドシートを閉じます。
Power Apps Maker Portal の Prospect テーブルに戻ります。
画面上部のインポート ボタンを選択し、インポート>データのインポートを選択します。
メモ
インポート データを Excel から選択しないでください (レガシ機能です)。 インポート データを使用することで Power Query をアクティブ化してください。
Power Query ポップアップでは、さまざまな方法で Excel シートを指定することができます。 ファイルをドラッグ アンド ドロップすることも、参照することも、OneDrive から直接関連付けることもできます。
Prospects.xlsx が見つかったら、接続が有効であることを確認し (資格情報の入力が必要な場合があります)、次へを選択して続行します。
Power Query の画面がデータの選択に切り替わります。 Excel ブック フォルダーから Prospects テーブルを探して選択します。 データがプレビュー表示され、インポートするテーブルが正しいかどうかを確認できます。 次へを選んで続行します。
Power Query にデータを変換する画面が表示され、データを成型してからインポートできます。 Power Query により、各列のデータ型が自動で推測されている点に注目してください。 ContractAmount と Probability は整数、Name と Stage はテキストに定義されています。 これらは変更しないでください。 次へを選んで続行します。
Power Query の画面がテーブルのマッピングに切り替わるので、データの読み込み先となる場所 (新規テーブルまたは既存のテーブル) と、既存のデータソースにある列で Excel テーブル データの送信先となる場所を選択してください。 この例の場合は、読み込みの設定で既存のテーブルに読み込むを選択し、コピー先テーブル ドロップダウンから Prospect テーブルを選択します。 選択すると、列のマッピング セクションが表示され、選択したテーブルのコピー先列の名前およびソース列がドロップダウン付きで表示されます。
列のマッピングで、画面の右上にある自動マップ ボタンを選択します。Power Query によって列のマッピングが自動で定義されます。 Power Query によって、4 列のうち 3 列が自動でマッピングされるので、 最後の 1 つである Name を ProspectName Dataverse 列に手動でマッピングさせます。 次の画像のようにマッピングされます。
次へを選んで続行します。
Power Query の更新設定画面が表示されるので、外部ソースからのデータの更新方法を定義します。 今回は手動で更新のままにします。 自動での更新を選択する場合は、スケジュールを設定します。 既定のまま、手動で更新を選択して、画面の右下にある発行ボタンを選択します。
インポートされたデータはすぐには表示されないため、ブラウザー画面を更新してデータを表示します
データが正常にインポートされたことを確認します。 列とデータは次のスクリーンショットのように表示されるはずです。
お疲れさまでした。 ビジネス ルールを使用してカスタム テーブルを作成し、外部データを Dataverse にインポートする方法を学習しました。