作業指示書関連のレコードに関する作業

完了

Microsoft Dynamics Field Service の作業指示書には、複数のレコードとの関係があります。 これにより、作業指示書が正しく実行され、そのスケジューリングに役立ち、関連する特定の製品とサービスに関する詳細情報が提供されます。 通常、作業指示書レコードは次のように関連付けられます。

取引先企業の関連付け

Field Service の作業指示書は、常に取引先企業レコードと関連付けられます。 作業指示書を作成するときは、それが関連付けられる取引先企業を定義する必要があります。

作業指示書での取引先企業の定義は次の 2 つの場所で行います。

  • サービス アカウント: 作業が行われる取引先企業を定義します。

    • サービス アカウントの住所情報が作業指示書に追加され、項目のスケジュールの支援に使用されます。
  • 請求先口座: 支払いを行う取引先企業レコードと、請求書の送付先を定義します。

    • サービス アカウントの取引先企業レコードに対して請求先口座が定義されていない場合、作業指示書の請求先口座は既定でサービス アカウントになります。

    • 請求先口座はいつでも上書きできます。

作業指示書の種類、優先順位、サービス地域

レポート作成とスケジュール設定に役立つ追加情報を提供できます。 そのためには、作業の種類、作業指示書の優先順位、サービス地域などの項目を定義します。

  • 作業指示書の種類: 種類で作業指示書を分類するために使用されます。 通常は、顧客に対して行う作業の種類によって、作業指示書の種類を定義します。 作業指示書の種類の例としては、据付、修理、予防メンテナンス、障害対応などがあります。

  • 優先度: 作業指示書の重要度を定義します。 組織で優先度を定義して、それを作業指示書の種類と一緒に使用してスケジュール設定の優先度を決定することができます。 たとえば、種類が予防メンテナンスの作業指示書の優先度は 1 にして、種類が障害対応の作業指示書の優先度は 5 にするなどできます。

  • サービス地域: 地理的な範囲で作業指示書およびリソースを編成するために使用します。 取引先企業は、サービス地域に割り当てることができます。 取引先企業に対して作業指示書を作成すると、そのサービス地域が自動的に作業指示書に入力されます。 担当地域に関連付けられているリソースを、その担当地域で指示された作業に対してスケジュールできます。