Azure Monitor でサポートされるさまざまなアラートの種類を確認する

完了

Azure Monitor は強力なレポートおよび分析ツールです。 環境とアプリケーションの動作と実行に関する分析情報を得るためにそれを使用できます。 その結果、事前にシステムの障害に対応できるようになります。

顧客がダウンタイムに直面した後に、あなたは Azure の主要なリソースの監視を設定します。 あなたは監視を設定して、適切なユーザーに適切なレベルでアラートが確実に通知されるようにしたいと考えています。

このユニットでは、Azure Monitor でリソース データを受信する方法、アラートの構成要素、アラートを使用する方法と条件について学習します。 最後に、独自のアラートを作成および管理する方法について学習します。

Azure Monitor のデータの種類

Azure Monitor は、アプリケーション、オペレーティング システム、Azure リソース、Azure サブスクリプション、Azure テナントのようなターゲット リソースからデータを受信します。 リソースの性質によって、使用できるデータの種類が定義されます。 データの種類は、"メトリック"、"ログ"、またはメトリックとログの両方を指定できます。

  • メトリックベースのデータの種類の重点は、ターゲット リソースの何らかの側面を表す、時間の影響を受けやすい数値にあります。
  • ログベースのデータの種類の重点は、ターゲット リソースに関連する、構造化されたレコードベースのログ ファイルに保持されているコンテンツ データのクエリにあります。

Diagram that represents the target resources feeding into Azure Monitor and the two principal signal types: metrics and logs.

環境を監視するために使用できる 3 種類のシグナルの種類について学習します。

  • メトリック アラートでは、指定したしきい値を超えた場合にアラートのトリガーが提供されます。 たとえば、メトリック アラートでは、CPU 使用率が 95% を超えた場合に通知できます。
  • アクティビティ ログ アラートでは、Azure リソースの状態が変化すると通知されます。 たとえば、アクティビティ ログ アラートでは、リソースが削除された時点の通知が可能です。
  • ログ アラートは、ログ ファイルに書き込まれた内容に基づいています。 たとえば、ログ アラートにより、Web サーバーから 404 または 500 応答が多数返されたときに、通知を受け取ることができます。

アラート ルールの構成

Azure Monitor で使用できるすべてのアラートまたは通知は、ルールの成果物です。 これらのルールの一部は、Azure プラットフォームに組み込まれています。 アラート ルールを使用し、カスタムのアラートと通知を作成できます。 使用するターゲット リソースまたはデータ ソースに関係なく、アラート ルールの構成は同じです。

  • リソース
    • アラート ルールの "ターゲット リソース"。 1 つのアラート ルールに複数のターゲット リソースを割り当てることができます。 リソースの種類によって、使用できるシグナルの種類が定義されます。
  • 条件
    • ルールの評価に使用される "シグナルの種類"。 シグナルの種類には、メトリック、アクティビティ ログ、またはログを使用できます。 他にもありますが、このモジュールでは取り上げません。
    • シグナルの種類によって指定されたデータに適用されるアラート ロジック。 アラート ロジックの構造は、シグナルの種類によって変わります。
  • アクション
    • アクションは、メールの送信、SMS メッセージの送信、または Webhook の使用と似ています。
    • アクション グループ。通常、アクションの受信者の一意のセットが含まれています。
  • アラートの詳細
    • "アラート名" と、アラートの目的を具体的に示す "アラートの説明"。
    • 条件またはロジック テストが true と評価された場合のアラートの重大度。 重大度レベルには次の 5 つがあります。
      • 0:重大
      • 1:エラー
      • 2:警告
      • 3:情報
      • 4:詳細

Screenshot of the Create rule page in the Azure Monitor portal.

アラート ルールの範囲

Azure Monitor パイプラインを使用することで、ほとんどの Azure サービスから監視データを取得し、それについてのレポートを行うことができます。 Azure Monitor パイプラインでは、次のような項目に対してアラート ルールを作成できます。

  • メトリック値
  • ログの検索クエリ
  • アクティビティ ログのイベント
  • 基になっている Azure プラットフォームの正常性
  • Web サイトの可用性のテスト

アラート ルールの管理

作成したすべてのアラート ルールをいつまでも実行する必要はありません。 Azure Monitor を使用すると、1 つまたは複数のアラート ルールを指定し、必要に応じて有効または無効にすることができます。

Azure ソリューション設計者として、あなたは Azure Monitor を使用して、アプリケーションが変更される前に厳密に焦点を絞った特定のアラートを有効にします。 その後、デプロイが成功した後にアラートを無効にします。

[警告の概要] ビュー

[アラート] ページは、すべてのアラートの概要を示しています。 ビューにフィルターを適用するには、サブスクリプション、アラートの条件、重大度、または時間範囲の 1 つ以上のカテゴリを使用します。 ビューには、これらの条件に一致するアラートのみが含まれます。

Screenshot of Azure Monitor alerts page in the Azure Monitor portal.

アラートの条件

システムによってアラート条件が設定されます。

  • アラートが発生すると、アラートの監視条件は Fired に設定されます。
  • アラートが発生する原因になった状態が解消されると、監視条件は [解決済み] に設定されます。
1.

アラート ルールの構成要素は何ですか。

2.

ログ データの種類の例に該当するものはどれですか。