Azure Site Recovery とは
Azure Site Recovery は、Azure VM のリージョン間のレプリケーション、オンプレミス VM と物理サーバーから Azure へのレプリケーション、Azure VM からオンプレミス VM へのレプリケーション、およびオンプレミス マシンからセカンダリ データセンターへのレプリケーションを調整および自動化します。 オンプレミスの VM は、Hyper-V または VMware の仮想化ソリューションでホストされ、そこからレプリケートできます。 Azure Site Recovery を使用すると、VM を (オンプレミスのインフラストラクチャなど) 他の環境から Azure に移行することができます。
Azure Site Recovery は Azure にネイティブに組み込まれているため、これを使用してディザスター リカバリー訓練を行い、運用ワークロードに影響を与えることなく BCDR ソリューションをテストできます。 ディザスター リカバリー訓練は、ディザスター リカバリーの設定が正しく構成されているかどうかをテストし、データの損失やダウンタイム、運用環境への影響なしにあなたの環境のレプリケーション戦略を検証するのに役立ちます。
Azure Site Recovery を使用すると、ソース VM の構成をミラーリングし、必要な、または関連するリソース グループ、ストレージ アカウント、仮想ネットワーク、可用性セットをセカンダリ Azure リージョンに作成することで、Azure 内の VM インスタンスをシームレスに保護できます。
フェールオーバーとフェールバック
Azure Site Recovery を使用する際に理解しておくべき用語が 2 つあります。
- フェールオーバー: フェールオーバーは、操作がプライマリの場所からセカンダリの場所に転送されるときに発生します。これは通常、たとえば計画的なダウンタイムや致命的な障害など、サービスがプライマリの場所で停止するときに発生します。
- フェールバック: フェールバックが行なわれるのは、運転がセカンダリの場所からプライマリの場所に復旧するときです。多くの場合は、サービス停止の原因がプライマリの場所で緩和された時に行なわれます。
Azure Site Recovery では、フェールオーバーを実行した後にフェールバックを実行できます。 たとえば、プライマリの場所に計画的な停止がある場合は、停止中はセカンダリの場所にフェールオーバーし、計画された停止が完了したら、ワークロードをプライマリの場所にフェールバックできます。
