演習 - テスト API を設定する
Azure Logic Apps を使って、Web API を呼び出すカスタム コネクタを作成できます。 このタスクでは、これらの API を公開し、OpenAPI の定義を実装する必要があります。
このシナリオでは、あなたの会社は、会社の Print Framer API にアクセスできる Azure Logic Apps のワークフローを構築しようと考えています。 この API は REST API として Azure でホストされています。
このユニットでは、このモジュール用にアクティブにした Azure サンドボックスにテスト API をデプロイします。
Azure サンドボックスでテスト API をホストする
時間を節約するため、テスト API を Azure でホストするためのスクリプトの実行から始めます。 このスクリプトは、次のステップを実行します。
- 無料レベルの Azure App Service プランを作成する
- Azure App Service で Web API を作成し、ローカル リポジトリからの Git デプロイ用に構成する
- アプリ用にアカウント レベルのデプロイ資格情報を設定する
- Git をローカルで構成する
- Web API を App Service インスタンスにデプロイする
Cloud Shell で次の
git clone
コマンドを実行して、アプリのソースを含むリポジトリをクローンし、GitHub からスクリプトをセットアップします。git clone https://github.com/MicrosoftDocs/mslearn-logic-apps-and-custom-connectors.git
このコマンドは、サンドボックス内のローカル ストレージにリポジトリをクローンします。
ローカル環境で、次の
cd
コマンドを実行してリポジトリのフォルダーに移動します。cd mslearn-logic-apps-and-custom-connectors
ls
コマンドを使って ms-learn-print-framer-api フォルダーの内容の一覧を表示すると、このフォルダーには setup-exercise.sh というファイルと PrintFramerAPI というフォルダーが含まれていることがわかります。その名前からわかるように、setup-exercise.sh はラボ環境を作成するために実行するスクリプトです。 PrintFramerAPI には、パブリック API を含む Web アプリとして Azure にデプロイするアプリが含まれています。
無料のサンドボックスを使用すると、Azure グローバル リージョンのサブセットにリソースを作成できます。 リソースを作成するときは、次のリストからリージョンを選択します。
- 米国西部 2
- 米国中南部
- 米国中部
- 米国東部
- 西ヨーロッパ
- 東南アジア
- 東日本
- ブラジル南部
- オーストラリア南東部
- インド中部
スクリプトを実行する前に、セットアップ スクリプトの
az appservice plan create
コマンドに location パラメーターを追加する必要があります。 次のコマンドを実行して、Cloud Shell エディターで setup-exercise.sh ファイルを開きます。. code setup-exercise.sh
location
パラメーターをaz appservice plan create
コマンドに追加します。 前に示したサンドボックス リージョンの一覧から、場所を選びます。 次に例を示します。az appservice plan create --name $apiappname --resource-group $RESOURCE_GROUP --location eastus --sku FREE --verbose
Ctrl + S キーを押して変更を保存したら、Ctrl + Q キーを押してエディターを終了します。
Cloud Shell で次のコマンドを実行して、セットアップ スクリプトを実行します。
bash setup-exercise.sh
スクリプトの実行には数分かかります。 スクリプトが完了すると、アプリのデプロイを使用およびテストするための 2 つの URL が表示されます。 デプロイの間に、アプリの実行に必要なすべての依存関係が、この時点でリモート環境の App Service に自動的にインストールされることを観察します。
アプリが正常にデプロイされたことをテストするため、Cloud Shell の出力の Example URL の値をコピーして、好みのブラウザーに貼り付けます。
ブラウザーに
20.0
という値が表示されます。これは、API が寸法 6 x 7 インチのフレームに対して計算した金額 (ドル) です。 他の値で試したい場合は、URL 内の6
と7
を置き換えます。この URL は、次の演習で使うので憶えておいてください。
API がどのようなものかを確認するには、Cloud Shell で表示される Swagger URL 出力に示される URL に、ブラウザーでアクセスします。 URL は
https://PrintFramerAPIabcde.azurewebsites.net/swagger
のようになります。 ブラウザーには、次のスクリーンショットのように、アプリ用の Swagger UI が表示されます。ブラウザーの Swagger UI で、[取得] を選択し、次に [試してみる] を選択します。
高さと幅を入力して、[Execute](実行) を選択します。 結果を確認します。
ブラウザーのアドレス バーで、/swagger/index.html を /swagger/v1/swagger.json に置き換えます。
ブラウザーに API の OpenAPI 定義が表示されます。
次の演習でその内容を使えるように、OpenAPI JSON の内容をローカル ファイルに保存します。
次の演習では、API のこの OpenAPI JSON 定義を使って、カスタム コネクタを作成します。 その後、Azure Logic Apps ワークフローでそのコネクタを使用する方法を見ます。 作成した OpenAPI JSON ファイルとアプリの URL を忘れないようにしてください。