Microsoft Teams で会議とイベントを探索する
Microsoft Teams は、1 対 1 の会議から仮想イベントまで、ハイブリッド ワークプレース内の全体にわたって、すべてのコミュニケーション ニーズをサポートします。 さらに、ユーザーはさまざまな種類のクライアントから案内される会議に参加できます。 たとえば、電話会議を使用すると、ユーザーは会議にダイヤル インすることで、通常の電話から会議に参加できます。
Microsoft Teams では、会議の性質に応じて、次の 3 種類の会議を作成できます。
Teams 会議 - Microsoft Teams 会議には、オーディオ、ビデオ、画面共有が含まれます。 Teams 会議は、Teams で共同作業を行うための主要な方法の 1 つです。
Teams ウェビナー - Microsoft Teams ウェビナーでは、ウェビナーのスケジュール設定、出席者の登録、対話型プレゼンテーションの実行、および出席者データの分析を行い、効果的なフォローアップを行うツールが提供されます。
Teams のライブ イベント - Microsoft Teams のライブ イベントを使用すると、ユーザーは会社のタウンホール会議などの多数のオンライン ユーザーにビデオと会議のコンテンツをブロードキャストできます。
Microsoft Teams 管理者は、ポリシーと設定によって会議の種類を制御します。 これらの構成は、ビデオや画面共有などの組織の規制に基づいています。 これらの各会議の種類については、次のセクションで詳しく説明します。
Teams 会議
Microsoft Teams で提供される 2 種類の会議: チャネル会議とプライベート会議。
チャネル会議
チームで Microsoft Teams の専用チャネルを使用している場合、チャネル会議をスケジュールすることができます。 チャネル会議には複数の利点があります。
- すべてのメンバーが会議を確認して参加できます。
- 会議前、会議中、または会議後に開催される会議関連のディスカッションは、チャネル ディスカッションの一部です。
- 非プライベート会議およびディスカッションは、チームのすべてのメンバーに表示されます。
- 会議は、チャネル ディスカッションから臨時で開始することもできます。
プライベート会議
会議にチーム以外のメンバーが参加している場合、ユーザーはプライベート会議をスケジュールすることができます。 プライベート会議には、次の利点があります。
- 招待されたユーザーだけに表示されます。
- 既存のチャット会話から臨時で開始することができます。
- Teams クライアントや Outlook アドインからスケジュールできます。
- 会議前、会議中、または会議後に開催される会議関連のディスカッションは、チャット経由でアクセスできます。
Teams ウェビナー
Teams ウェビナーには、Teams 管理者が参加を管理し、ウェビナーの出席者をフォローアップできるようにする次の管理機能が用意されています。
- カスタム登録ページと出席者のメール
- 豊富なプレゼンテーション オプション
- 出席者のチャットやビデオを無効にする機能などのホスト コントロール
- イベント後のレポート
チーム ウェビナーには、次の機能があります。
- 最大 1,000 名の出席者を対象とした投票、チャット、およびリアクション
- 発表者モード用にカスタマイズできるコンテン ツ レイアウト
- 出席者登録ページとメールの確認
- CRM & マーケティング アプリの出席者レポートをダウンロードする
- ビデオとオーディオは、すべての出席者に対して既定でオフにすることができます
- テナント内と公開出席者向けのオプション
- 最大 1,000 名の出席者レポート
Teams のライブ イベント
Teams ライブ イベントは Teams 会議の延長であり、ユーザーはビデオおよび会議のコンテンツを多数のオンライン視聴者にブロードキャストできます。
ライブ イベントは、次のような 1 対多のコミュニケーションを目的としています。
- イベントのホストがインタラクションをリードします。
- 対象ユーザーの参加は、ホストが共有するコンテンツを見ることが主な目的です。
参加者は、Yammer、Teams、または Stream でライブ イベントまたは録画イベントを視聴できます。 また、モデレート Q&A または Yammer の会話を使用して発表者と対話することもできます。
Teams ライブ イベントには、次の主要なコンポーネントが含まれます:
イベント グループの役割 - Teams のライブ イベントは、次の役割を使用してイベントを正常にブロードキャストして参加します。 詳細については、「 イベント グループの役割」を参照してください。
開催者 - ライブ イベントをスケジュールし、イベントを管理する出席者とイベント グループの両方に対して、適切なアクセス許可でイベントが設定されていることを確認します。
プロデューサー - ホストとして、ライブ イベント ストリームを制御して、出席者に優れた視聴エクスペリエンスを提供します。
発表者 - ライブ イベントでオーディオ、ビデオ、または画面を表示します。 発表者は、イベントの終了時に Q&A セッションをモデレートすることがよくあります。
注:
イベントの参加者は、"イベント グループ" の一部とは見なされません。参加者は、DVR コントロール (匿名または認証) を使用して、イベントをライブまたはオンデマンドで視聴します。 Q&A に参加できます。
生成 - Teams のライブ イベントは、web カメラを使用して Teams 内で生成するか、外部アプリやデバイスで生成できます。
Teams - ユーザーは、Web カメラまたは Teams ルーム システムからの音声ビデオ入力を使用して、Teams 内でライブ イベントを生成できます。 このオプションを使用すると、ユーザーは Web カメラを簡単に使用して、イベントの入力として画面を共有できます。
外部アプリまたはデバイス - 外部エンコーダーを使用すると、ユーザーは Stream を使用して外部ハードウェア デバイスまたはソフトウェア ベースのエンコーダーから直接ライブ イベントを生成できます。 ソフトウェア ベースのエンコーダーの例としては、リアルタイム メッセージング プロトコル (RTMP) サービスへのストリーミングをサポートするスタジオ品質のメディア ミキサーなどがあります。
ストリーミング プラットフォーム - ライブ イベント ストリーミング プラットフォームは、次の要素で構成されています。
Azure メディア サービス - Azure メディア サービスは、アクセシビリティ、配信、およびスケーラビリティを強化します。 また、コンテンツを保護しながら、ローカルまたは世界中の対象ユーザーに、コンテンツを簡単かつコスト効率良くストリーミングできます。
Azure コンテンツ配信ネットワーク (CDN) - ストリームがアクティブになると、Azure コンテンツ配信ネットワーク (CDN) を介して配信されます。 Azure Media Services は、ストリーミング エンドポイントに統合 CDN を提供します。 これにより、バッファリングなしで世界中でストリームを見ることができます。
Enterprise コンテンツ配信ネットワーク (eCDN) - eCDN の目的は、インターネットからビデオ コンテンツを取得し、ネットワークパフォーマンスに影響を与えることなく、組織全体にコンテンツを配信することです。 次の図は、組織がライブ イベント用にネットワークを最適化するために使用できる、認定されたサード パーティの eCDN パートナーを示しています。
次の図は、Teams のライブ イベントに関連する高レベルのコンポーネントと、それらの接続方法も示しています。
Microsoft Teamsの市庁舎
タウンホールは、Microsoft Teamsで利用できる会議の一種です。 組織でマイルストーンの実績を祝う場合でも、選挙をカバーする場合でも、タウン ホール機能を使用すると、大規模な視聴者に高品質の生産エクスペリエンスを提供できます。
タウン ホールでは、最大 10,000 人の出席者、または最大 20,000 人の出席者をTeams Premiumでホストできます。
次の場合は、タウン ホールをスケジュールします。
大規模なイベントをホストしています。
高品質のコンテンツ共有またはストリーミング機能が必要です。
エクスペリエンスは、ほとんどの場合、出席者に対して従量課金ベースです。
イベントの広範なカバレッジを提供しています (最大 30 時間)。
詳細については、次の記事を参照してください: Microsoft Teamsでのタウン ホールの概要。
Teams 会議の種類の比較
次の表は、3 つの Teams 会議の種類の主な違いを要約したものです。
会議の種類 | Number of Participants | 操作 | サポートされている登録 |
---|---|---|---|
会議 | 最大 20,000 人* |
- 最大 1,000 人の参加者は、完全にインタラクティブな同等の会議機能を有します。 - 参加者数が 1,000 を超え、最大 20,000 人の場合には、閲覧限定機能を有します。 |
不要 |
ウェビナー | - 最大 1,000 人 - 閲覧限定機能の制限が間もなく増加します。 |
- 最大 1,000 人の参加者は、完全にインタラクティブな機能を有します。 - 対象ユーザーの相互作用が構成可能です。 - 発表者を指定できます。 |
はい |
ライブ イベント | 最大 20,000 人** | - 大規模な視聴者に配信します。 - 対象ユーザーの相互作用へのモデレート Q&A。 - 外部発表者を含むプロデューサーと発表者を指定できます。 - より高度な運用機能をサポートしています。 |
いいえ |
*2023 年 6 月 30 日まで、通常 10,000 が 20,000 に増量されます。
**2023 年 6 月 30 日まで、通常 10,000 が 20,000 に増量されます。 Yammer や Microsoft Stream のライブ イベントを使用して、さらに多くの人数をスケジュールすることさえできます。 ただし、20,000 人を超える参加者のイベントには、Live Events Assistance Program が必要であることにご留意ください。
Microsoft Teams の仮想予定アプリ
Microsoft Teams の仮想予定を使用すると、企業対顧客のエンゲージメントをスケジュール、管理、実行するための完全な会議プラットフォームが得られます。 以下に例を示します。
金融アドバイザーは、調整者を要求し、他の金融専門家は、リモートでクライアントと会うことができます。
セールス アソシエイト、製品エキスパート、およびデザイン コンサルタントは、仮想試着と相談を行うことができます。
臨床医は、患者や他の医療提供者と会って医療について話し合うことができます。 人事部門は、求職者との仮想面接を行うことができます。
仮想予定を使用すると、以下を取得できます。
仮想予定 | Teams Premium を使用した高度な仮想予定 |
---|---|
- モバイル ブラウザーの参加により、顧客はどこにいても予定に参加できます - 予約前プロセスを効率化するためのフォーム統合 - 顧客の待機室 - 仮想予定アプリ内の予約スケジュール - 顧客とスタッフに送信される確認メール - 予定の種類、スタッフ、ロール、予約ページの管理 |
- パーソナライズされた確認とリマインダーを含む SMS テキスト通知 - 組織のブランディングを使用したカスタム待機室 - オンデマンドおよびスケジュールされた予定を管理するためのキュー ビュー - 個人、部門、組織のデータを含む豊富な分析 |
仮想予定の会議テンプレート
仮想予定テンプレートは Teams の既定の会議テンプレートであり、ユーザーが顧客、クライアント、その他の組織外のユーザーとの仮想予定をスケジュールするために使用できます。 テンプレートを使用すると、会議の開催者が通常制御する会議設定の値を指定できます。 これを使用して、既定の設定を適用し、設定を実施します。
このテンプレートを使用すると、Teams 内で直接スケジュールされた仮想予定に対して組織全体で一貫したエクスペリエンスを有効にし、コンプライアンス要件の実施に役立ちます。
Teams 会議の文字起こし、ライブ キャプション、翻訳
Microsoft Teams では、会議のレコーディングから自動的に文字起こしするオプションがあるため、ユーザーは会議のレコーディングを字幕付きで再生して、重要な論点を振り返ることができます。 文字起こしとキャプションを使用すると、障碍者も健常者も含めすべての視聴者に対して包括的コンテンツを作成できます。
文字起こし
この設定は、開催者単位とユーザーごとのポリシーの組み合わせです。 この設定は、Teams 会議のレコーディングの再生中にキャプションと文字起こし機能を使用できるかどうかを制御します。 レコーディングを開始したユーザーは、これらの機能がレコーディングで動作するように、この設定を有効にする必要があります。
文字起こしを有効にすると、ユーザーは、ほぼリアルタイムでキャプチャされた音声テキストの書き込みコピーを取得できます。 会議の後、ユーザーは会議のレコーディングと共に保存されている検索可能な文字起こしを見つけることができます。 また、レコーディングの文字起こしが有効になっている場合、Stream はレコーディングの隣にトランスクリプトを付けてビデオを再生し、ビデオの再生中に誰がいつ話しているのかを示します。 レコーディングが有効になっているが文字起こしが無効になっている場合、レコーディングの隣にトランスクリプト ファイルは保存されず、Stream でレコーディングの再生を表示するときにキャプションを有効にすることはできません。
ライブ キャプション
Teams で会議の内容を検出し、リアルタイムのキャプションを表示できます。 また、新しい会議エクスペリエンスを有効にしている場合、ユーザのキャプションに発言者の属性が表示されるため、発言内容だけでなく、誰がいつ発言しているのかも確認することができます。
この設定はユーザーごとのポリシーであり、会議中に適用されます。 この設定は、ユーザーが出席した会議で自動的に生成されたライブ キャプションをオンまたはオフにするための [ライブ キャプションの有効化] オプションを使用できるかどうかを制御します。 これらのキャプションは、ビデオ ファイルと共に保存されません。
ライブ キャプションの翻訳
既定では、会議中に話されている言語でライブ キャプションが表示されます。 Teams Premium ライセンスでは、ライブ翻訳キャプションにより、ユーザーは最も使い慣れた言語に翻訳されたキャプションを読むことができます。
Teams Premium 機能
Microsoft 365 サブスクリプションを購入したお客様は、ユーザーの Teams ライセンスも受け取ることができます。 Teams Premium アドオン ライセンスを購入すると、管理者とエンド ユーザーは、Microsoft 365 サブスクリプションにより Teams の上位で追加機能が利用できるようになり、次のような利点で Teams エクスペリエンスを強化できます。
さらにパーソナライズされたインテリジェントな会議とウェビナー。
会議の強化された保護。
IT 向けの高度な管理機能およびレポート機能。
高度な仮想予定。
使用可能な機能の詳細については、「Microsoft Teams Premium ライセンス」を参照してください。