モデル駆動型アプリ データ モデル

完了

アプリを作成する前に、データ モデルが正しく構造化されていることを確認することが重要です。 モデル駆動型アプリでは、デバイス間で応答できるユーザー インターフェイス (UI) が自動的に生成されます。 モデル駆動型アプリの成功は、Dataverse でのデータのモデリング方法に大きく依存しています。

図でデータの流れを視覚化すると便利な場合があります。 Visio や Excel などの任意のツールを使用するか、または自分で描くことができます。次の画像は、データ モデルのテーブルが互いにどのように関連付けられているかを示しています。 一対多のリレーションシップなど、アプリのビルド時に明確になる特定の概念について説明します。

テーブルおよびリレーションシップで表されたモデル駆動型アプリ データ モデルを示す図。

前の画像では、番号 1 は一対多のリレーションシップ、数字 2 は多対多のリレーションシップを表します。

図に示されるように、Dataverse でモデル駆動型アプリ データ モデルの基礎として 4 つの異なるテーブルを作成します。 また、アプリに次の要素を追加します。

  • 従業員テーブル (D_EmployeeTable) からメイン事故テーブル (F_IncidentTable) への多対多のリレーションシップ。 これは、1 人の従業員が複数の事故に関連付けられる可能性があり、1 つの事故レコードが複数の従業員に関与する可能性があるためです。

  • 場所テーブル (D_LocationTable) からメイン事故テーブル (F_IncidentTable) への一対多のリレーションシップ。 このシナリオでは、1 つの事故が一度に 1 か所でのみ発生しうるためです。

  • 事故の種類テーブル (D_TypeofIncidenttable) からメイン事故テーブル (F_IncidentTable) への一対多のリレーションシップ。 このシナリオでは、1 つの事故に 1 つの種類のみが定義されるためです。

メモ

多対一のリレーションシップは、一対多のリレーションシップの逆です。

これらのリレーションシップをデザインする際は、次の質問に回答して言葉で表すことで、プロセスがシンプルであることに気づくかもしれません。

  • 1 つの事故に複数の従業員が関与する可能性はありますか。

  • 1 つの事故が何か所で発生しましたか。

  • 1 つの事故に複数の種類の事故が含まれる可能性はありますか。

また、これらのテーブル (メタデータ) で必要なすべての情報を追跡することもできます。 このモジュールのシナリオはシンプルにしておきます。