メトリックを表示する
Azure Monitor では、一定の間隔で Azure リソースのメトリックが収集されます。これにより、リソース使用率、正常性、およびパフォーマンスのインジケーターを追跡することができます。 収集される具体的なメトリックは、Azure リソースによって異なります。 Azure AI サービスの場合、Azure Monitor が、エンドポイント要求、送信されたデータ、返されたデータ、エラー、およびその他の便利な測定に関するメトリックを収集します。
Azure portal でメトリックを表示する
Azure portal で個々のリソースのメトリックを表示するには、リソースを選択して、その [メトリック] ページを表示します。 このページでは、リソース固有のメトリックをグラフに追加できます。 既定では、空のグラフが作成され、必要に応じてグラフを追加できます。
たとえば、次の図が示すのは AI サービス リソースの [メトリック] ページですが、一定期間におけるサービスの合計の呼び出し数が表示されています。
グラフに複数のメトリックを追加して、適切な集計とグラフの種類を選択することができます。 グラフが完成したら、Excel にエクスポートするかリンクをコピーして "共有" できます。また、"複製" して同じグラフを [メトリック] ページに作成し、同じメトリックを別の方法で表示する新しいグラフの出発点として使用することもできます。
メトリックをダッシュボードに追加する
Azure portal では、Azure 環境内のさまざまなリソースからの複数の視覚化で構成される "ダッシュボード" を作成して、Azure リソースの正常性とパフォーマンスの全体像を把握することに役立ちます。
ダッシュボードを作成するには、Azure portal のメニューで [ダッシュボード] を選択します (既定のビューが、ポータルのホームページではなくダッシュボードに既に設定されている場合があります)。 ここでは、名前付きダッシュボードを最大 100 個まで追加でき、追跡する Azure サービスの特定の要素のビューをカプセル化できます。
一連のタイルやその他の視覚化をダッシュボードに追加できます。また、前述したように特定のリソースのメトリックをグラフで表示した際に、そのグラフを新しいダッシュボードや既存のダッシュボードに追加できます。 次の図では、AI サービス リソースのメトリックを示す 2 つのグラフがダッシュボードに追加されています。
Note
ダッシュボードの詳細については、Azure ドキュメントの「Azure portal でのダッシュボードの作成」を参照してください。